[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

私がまだ猫の世界をほんの少しかじったくらいの頃、「雑種の三毛猫が一番長生きする」という声を耳にしました。三毛猫のオスが希少なことを考えると、当然対象はメスになるわけで、猫も人間と同じで女性の方が長生きなんだなぁーとばく然と思っていました。がしかし！連載でご長寿猫を取材させていただくと多種多様な猫がいて、そもそも性別なんて関係ないのではないか？と思いはじめるようになったのです。そこで「猫又トリップ」50回目の節目となる今回は、過去に登場した55匹の猫又さんを選りすぐり、写真とともに振り返りたいと思います。
（ちなみに過去の55匹の性別の内訳はオスが31匹、メスが24匹。）




ドキドキの連載第1回目は我が家の「こじろう」から。残念ながら2015年12月末、「慢性腎不全」で虹の橋を渡ったこじろう（享年17歳と7ヶ月）ですが、連載で有益なアドバイスをいただけたおかげでスコティッシュフォールドという種では猫生を全うした方だと思います。うちでは「奇跡の猫や！」と純血種で長生きしてくれたことを誇りに思います。スコ飼いのみにゃさまの光になれたかなぁ。




アビシニアンの「アビ」はこのとき16歳の女の子。次回は18歳になったアビと前回は13歳で取材対象ではなかった「ルディ」（15歳・女の子）のお話をお届け予定です。連載初の再訪問！うれしいかぎりです。




いままでに登場したアメリカンショートヘアは4匹いました。名まえは「フィガロ」「たまこ」「「にゃん吉」「たま」と"たま"が被っていたのが面白い。最高齢は21歳のたま・女の子（写真右下）。長生きの秘訣は過保護すぎる妹といい感じに適当な姉、それに亡きお母さんの愛情だったっけな。


そして、私がもっとも度肝を抜かされたのが連載最高齢「24歳」のコジャジャ（男の子）！15歳以上の猫を対象にして、15歳はまだまだ若いのか？と錯覚させられるほどのインパクト大でした。




貫禄あるー


かかりつけの動物病院でも取材させていただきました。


食事の改良、医療の進歩があり猫の平均寿命は格段に上がっています。（一説には15歳とも）それを遥かに上回る24歳という年齢に勇気と希望を与えてもらったこと、連載最上の猫又トリップになったことは言うまでもありません。



白猫さんたち。（左より「モモ」「チビオ」）


黒猫マヨは16歳の女の子。リボンがよくお似合いです。


白黒ねこの「じいにゃん」（18歳）、やっと名まえが年齢に追いついたね。


左：チンチラMixのモコは長毛さん
右：ロシアンブルーのターニャは15歳になっても遊びが大好き。


お寿司やさんの看板猫キジトラ「チャンタ」の長生きの理由は新鮮な魚介類を食すことであった。（イカゲソには驚いたけど......）御歳22歳。


ビビリな三毛猫姉妹にも会いに行きました。（左より「うめ」「さくら」）




茶白の兄弟がともに長生きだというお宅もありました。
写真左の「だい」と「ちぃ」は土の中に埋められていたところを偶然通りかかった飼い主さんの手によって救出された奇跡の猫。写真右の「しろ」と「まろ」の兄弟も飼い主さんの勤務先にダンボール箱で捨てられていたところを保護された猫。どちらも一度は捨てられた命、なのにこんなにも長生きで......、この時ばかりは彼らの生命力の強さを感じました。



茶トラの「パト」。


茶白の「チビ」。


散歩が日課の「メイ」ちゃん。


猫だけを追いかけても答えはでてきません。飼い主さんがどのような人物でどのような考えで育ててきたのかを上手く引き出すこと。これからもみにゃさまに長生きのヒントとなるものを少しでも還元できたらなぁと思う次第です。次はどんな猫又さんに会えるのかにゃ？みにゃさまと一緒に楽しみながらこの旅を続けていけたら幸いです。
次回より通常営業の「猫又トリップ」、これからもよろしくお願いいたします！


ぐー。グッチ17歳。
日の当たる場所、涼しいところ、猫は誰より知っている。

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