岩津さんに聞く!
2016年09月16日
みにゃさま、こんにちは。
今日は、私が主宰しているアニマルコミュニケーション講座で知り合ったトリマーさんのお話です。
トリマーの井川さんがアニマルコミュニケーション講座を受講してくださったのは今年の5月のこと。
そこで体験されたこんなエピソードを語ってくれました。
「一年間トリミングに通ってくれてた子が遠くへ引越すことになったんです。お引越し前日に最後のトリミングに来てくれたんですが、さてシャンプーしようと抱っこした途端に、突然悲しくなって涙がポロポロ流れて止まらなくなったんです。わんちゃんは悲しい表情はしていませんでしたが、わんちゃんと同じ気持ちになっているんだと思いました。」
アニマルコミュニケーションができ、気持ちが共鳴するトリマーさん。惹かれます!ということで、実際にお仕事をされているご様子を見学させてもらいました。
動物たちとコミュニケーションを取っているとき、動物と自分の気持ちの共鳴、同期は私にもよく起こります。
動物たちが抱えている体の不快感だったり、感情を私もリアルに感じるのです。体調や気持ちをより詳しく知りたい時にはあえてそうすることもあります。あとで詳しく述べますが、共鳴することで知った人間と動物の精神や魂の成長度合いの違いにはたいへん驚きました。
神戸の中心部・三ノ宮からほど近い場所にあるトリミングサロン「DOG PORT」。
井川さんがアメリカ在住の10年前、トリミングから帰って来た愛犬を見て「これなら私にもできるかも...」と思ったのがきっかけで現地のトリミングスクールに入学。帰国後に他サロンで修行後、4年前にDOG PORTをオープンしました。
今ではどこのサロンにも断られる、以前人間から虐待を受けて怖がりだったりする"さわれない犬"たちがやってくることで有名なサロンとなりました。
サロンに入ると、この日のお客さま、9ヵ月のミニチュアダックスのルーク君が井川さんと共に出迎えてくれました。育ちの良さと愛されている暮らしぶりがお顔に出ています。ちょっぴり人見知りがあるようで、ごあいさつは距離を置いてしてくれました。
さっそくシャンプーの開始です。安心して身を任せるルーク君は、「うらやましいでしょ!」と言わんばかりの表情でこちらを見ています。
ドライヤー中はカメラを向けるとキメ顔を作ってくれますが、徐々にウトウト・・・気持ちよさには勝てません。
キリッ
徐々におめめが閉じ、立っているのがやっと。見学している私も眠たくなります。
「あー、気持ちいい~」
手際よくていねいにセットしてもらい終了。つやつやふわふわのルーク君に変身です。終了後も眠くて仕方ありませんが、私たちがいるので落ち着いて眠れない様子。ごめんねルーク君!
さて、話はさかのぼり、アメリカのトリミングスクール時代でのこと。スクールの先生が、「あなたがさわる犬はなんでいつも眠ってしまうのかしら?」と言われたことで初めてその事実に気づいた井川さん。その不思議な現象は帰国後から現在まで続いています。
なぜだか分からないと井川さんはおっしゃいますが、その手から、体から、すべてから、癒しのオーラが出ているのを私は感じました。これは生まれ持った特別なものです。
このオーラを例えるならば、おくるみに包まれた赤ちゃんが観音様に抱っこされているような絶対的な安心感。
井川さんはとめどなく慈愛が湧き出る泉を持っておられるのです。犬や動物だけでなく、人間も触れてもらうときっと力が抜けることでしょう。
私もトリミングをお願いしたいくらいです!
この癒しの手をお持ちなので、虐待を受けて人が怖くて信じることができない犬も井川さんなら触れることができるのでしょう。もちろん手から出る愛情は井川さんの心そのものです。
井川さんはアニマルコミュニケーション講座を受講されましたが、それ以前から犬の気持ちを受け取ることが多々あったそうです。
言葉が聞こえたり、冒頭のように気持ちがそのまま入ってきたり。
話そうとしている時ではなく、逆に力が抜けている、仕事に集中して気持ちが無になっている時に受け取るとおっしゃいます。
講座受講前は話そうすることは無かったそうです。きっとそれが良かったのでしょうね(動物とお話しするにはいかに力を抜くか、自分にくっついたいろいろを取り払うかが大切です)。
動物と話せるからといってすぐに仲良しになれるわけではなく、信頼には時間がかかる場合もあります。
こちらがいくら動物好きだからといっても、どんな動物にでも受け入れられるわけではないのと同じです。
井川さんは癒しの手をお持ちですが、犬への配慮や尊重を大切にされています。
井川さんも体験された犬との感情の同期・共鳴に話を戻しますが、私も初めてそれを体験した時には驚き、とまどいました。
と言うのも、彼らは、人間では到底受け止めきれないほどの悲しみを抱えていたことを知ってしまったからです。「悲しみ」という言葉では軽いほどの悲しみ、とでも言いましょうか。言葉が当てはまらないほどの悲しみです。
動物たちはこんなにも壮絶なものを抱え、それを表情にひとつも出さず、さらに、その悲しみを与えた人間に歩み寄って寄り添い生きていることを知った時、彼らの心の広さ、精神と魂の崇高さに言葉を失いました。
諦める、譲るということではなく、すべてを受け入れてまっすぐに生きているのです。
これを知って以来、動物たちに対してただただ頭がさがり、お手伝いをさせてもらっているというありがたい思いになりました。
私のアニマルコミュニケーターとしての支柱です。
今回、動物たちの思いを知っているトリマーさんがおられることに大変感動しました。
犬とその飼い主さんの癒しのために、今後のご活躍をみんなと(動物たちと)楽しみにしております^^
取材のご協力ありがとうございました!
トリミングサロン DOG PORT(ドッグポート)
神戸市中央区再度筋町12-20 1F
TEL 078-351-3636
営業時間:10時~18時
定休日:毎週月曜日
※猫さんのトリミングはお受けしていません。
感動しました〜。憧れます!理想です!
天職ですね!!もちろんお二方ともです♡
by ちゃー 2016-09-16 14:57
>ちゃー様
私も感動しました(^^)
天職、まさにそのとおりですね!
by 岩津 2016-09-16 17:15
動物と話せる能力は霊感みたいなものが必要なんでしょうか?。そうなるとオバケも見えちゃうのでしょうか?。
by チヨとネネのママ 2016-09-16 19:53
> チヨとネネのママ様
いわゆる霊感は必要ありません。が、霊感も話せる能力も持たない人はいないんですよ(=^・^=)
オバケが見えるか見えないかはその方次第だと思います。見たいと思えば見えるでしょうし見たくないと思えば見えないのではないでしょうか。
by 岩津 2016-09-17 09:52
ステキなお話でした。癒しのオーラがでてるとは羨ましいです。
私もいつかは我が家のにゃんこたちとお話しできるようなステキな人になりたいです。
by 2にゃんこは宝物 2016-09-17 12:59
>2にゃんこは宝物 様
ありがとうございます。
うらやましい限りです(^^)
by 岩津 2016-09-20 18:46