[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさま、こんにちは。

今日は私がアニマルコミュニケーションのお仕事で通っている、競走馬の厩舎（きゅうしゃ）に住む猫たちをご紹介したいと思います。

去年の秋のこと。
黒猫のお母さんと赤ちゃん猫3匹が突如、厩舎（競走馬が生活する場所）の倉庫に現れました。

どこからやってきたのかはわかりませんが、4匹ともがりがりに痩せていたので
厩舎の方がお世話と看病をされましたが、間もなく2匹は衰弱して亡くなり黒猫のお母さんと白猫の男の子だけが残りました。


お母さん猫と白猫の男の子。

最初は警戒心の強かった2匹ですが、時間とともに人間に打ち解け、やがて誰にでもすり寄ってくるほどになりました。




この白い男の子、私はもふもふ僕ちゃんと呼んでいます。


りりしい表情のもふもふ僕ちゃん。

僕ちゃんに感心させられるのは、馬のフンがある馬房を探し、そのフンの横でトイレを済ますということです！
（馬房...競走馬1頭に与えられる個室のお部屋のこと。）

これはトイレの後に、「危ないから早く出て行きなさい」とお姉さん馬に言われているところ。



僕ちゃんは、なんでもおもちゃにして遊びます。


馬の手綱にじゃれつく僕ちゃん。


馬房の壁で爪とぎすることも。

そして今年の春。
黒猫のお母さんは子猫を6匹産み、大所帯になりました。

今回は誰ひとり欠けることなく、すくすく育っています。
（この後お母さんは避妊手術をし、子猫は何匹かもらわれていきました。）

お母さんは出かけていて不在が多いのですが、その時は僕ちゃんが子猫と遊んでは寝かしつけ、しっかりお兄さんをしています。


お世話で疲れ果てた僕ちゃん。

厩舎といっても半分お外のような生活。
外に暮らす猫との信頼関係を築くこと、猫の成長を間近で見ること、私にとって初めての経験ばかりで勉強させてもらってます。


子猫はようやく一匹だけ寄ってきてくれて、触れ合える関係になりました。
動物との信頼関係を築くのには待つこと、寄り添うことが大切です。




北海道にお住まいの方はご存知かと思いますが、厩舎と猫はセットのようなもの。
厩舎の方によるとねずみがいなくなるとか。
こちらの厩舎も黒猫親子が住みついて以来ねずみがいなくなったそうですよ。





お馬さんのお話もちょっとだけ。

どんな動物もお話していると人間より知っていることが多く、自分の無知や未熟さを感じることがありますが、特に馬は精神的な成長が高いと感じます。

馬と時をともにしていると、馬がおじいちゃんおばあちゃんのような存在で、自分が何も知らない子どものように思えることばかり。
人間に対する寛大な思いを知り、感動のあまり涙してしまうことも多々あります。



こちらは厩舎ではありませんが、とある乗馬クラブで出会った高齢のお馬さん。
目が合って近づくと、「私たちを好いてくれてありがとう」と静かに言ってくれました。



さて、僕ちゃんと弟妹の成長。
今後もお伝えできればと思っています^^

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連載が書籍になりました。
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