フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:大塚シェルター、西国分寺シェルター
・猫の殺処分ゼロを目指し、行政(保健所、動物愛護相談センター)などから猫たちを引き取り、ケアや手術を済ませた上で適正な飼い主に譲渡する活動を行っています。
猫の受入れ(行政・民間合わせて) 513 頭
新しいご家庭への譲渡数 399 頭
新しいご家庭が決まった子猫
非公開のシェルターでは毎日食の細い子に給餌補助をしています
健康管理の一つとして定期的に体重を計っています
・不妊・去勢手術の専門「そとねこ病院」の運営で、過剰繁殖の抑制と地域猫活動を支援。また、多頭飼育崩壊状態の場所からの依頼で、毎月数十頭を「そとねこ病院」で手術し、譲渡活動または自宅飼育(適正な飼育になるように指導)を継続して行っています。
・実際に猫を助けている方々への「猫を助けながらできる仕事」を毎月のセミナーで公開。ペット関連の隙間産業に近いものを個人のボランティアさんに振り向ける事で、手術費用の捻出や活動費の不足分を補う事が出来るシステムを稼働させ始めました。ご利用はまだ十数人ですが、地域に根ざした活動を邪魔する事なくむしろ強みとして活用できていると思います。
・猫達と少しでも長く暮らしたい方のご要望に応える形で「ねこのゆめ」を開始しました。毎月の小額積み立てで、満額になれば「いつ・どんな状態でも・何歳でも」
東京キャットガーディアンがお引き受けして、里親募集もしくは終生飼育をします。開始直後から、一括でのお申し込みを多数頂いており、高齢化する都営住宅や新築ペット共生マンションなどからも、「全体の問題として加入を勧めて」頂いています。
・全国1,150の動物病院で利用可能な「シグニペット健診」の取り扱い代理店を7月1日より開始しました。
「シグニペット健診」は、事前に購入したカードを持参することにより全国の提携動物病院でペットの健康診断(血液検査と検査結果を基にした獣医師の健康指導)を受診できるサービスです。「均一料金での受診」「早期発見早期治療」「飼い主さんに合った病院を見つけるきっかけに出来る事」などいくつものメリットを里親さんにご提供出来、ご利用希望者は譲渡数の約半数以上になりました。
・「猫付きマンション・猫付きシェアハウス」共に、新しいご家庭を待っている成猫達の居場所として、運営を続けています。
「猫付きマンション」84戸(84頭)、「猫付きシェアハウス」は、新たに大阪京橋の運営を開始して、全部で5軒(21頭)。
「猫付シェアハウス」は新たに大阪にもできました。成猫の保護場所として機能しています。
・全国の猫達の役に立つホットライン「ねこねこ110番」運営。警察署や学校施設などへの告知も開始。子猫を拾った方(ケアの方法や里親募集の仕方)、飼い猫の飼育相談、ペットショップ購入の生体に関する質問、地域猫トラブルのアドバイスなど、質問は多岐にわたります。
電話で助かる命もあると言うことが、日々実感出来ます。スタッフも毎週ミーティングを重ねては、スキルアップを図っています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもお力添えいただきましてありがとうございます。
おかげさまで、総譲渡数5,300頭を達成する事が出来ました。プライバシーへの配慮と猫達の命を守るためにHPなどでは具体的にご報告をしていませんが、多頭飼育崩壊案件(20頭〜約180頭まで、30数件)に、日常的に介入せざるを得ない1年でした。事情は人それぞれですが、いずれも「もっと早く手を打てていたら」と思います。取り締まるのではなく、いち早く話し相手になれる関係を構築出来るかどうか、その人材をどのように確保するか、ネットワーク作りに追われました。
「猫を助ける仕事」を今後も全力で行って行きます。
クリック募金・ポイントで寄付・ブッック募金など、なるべくご支援者様の負担の少ない方法も模索して行きたいと思います。引き続き、少しずつお力を貸していただけますようお願い申し上げます。
「特定非営利活動法人東京キャットガーディアン」
http://www.tokyocatguardian.org/