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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年02月28日

「一般社団法人ちよだニャンとなる会」さまの活動レポート(2016-17前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 東京千代田区内

★多頭飼育崩壊の現場でのレスキュー活動
以前より持ちビルの一室で多頭飼育をしているのでは?と情報のあったお宅の方が、事故で入院をすることになり、猫の飼育継続ができない状態となりました。
ご本人は遠方にお住いの親族の元に行くことになりましたが、10頭の猫達は所有権放棄となったのでした。

当日は、千代田保健所職員と当会ボランティアで現場に突入。
部屋の中全体が、猫トイレのような暮らしぶり。飼い猫といっても人には慣れておらず、捕獲器を使っての保護となりました。

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多頭飼育の現場で活動中

全頭を保護した後には、病院搬送へ。
健康状態のチェック、ウイルス検査、ワクチン接種、不妊去勢手術等を実施。
これから譲渡にむけて、社会化することも必要でした。

日本全国、こうした多頭飼育崩壊の増えており、ニュースや新聞でも見ることが多くなりました。
今回のケースもそうでしたが、多頭飼育に陥った方も最初から猫を増やすつもりではなかったということが共通しています。「2匹の仔猫を可哀想なので拾った。不妊去勢をしないでいたら、いつの間にか出産してしまった」。
また、当会の別ケースでは、個人ボランティアの方が里親さん探しをしていたので、その方から猫を譲り受けた。一緒に暮らしていると随分太ってきたな、と思っていたら妊娠していることがわかった」といったケースも。

誰も責めることもできません。
すべては、しかるべきタイミングに不妊去勢手術さえしていれば、こうした事態は防ぐことができます。
当会では未手術のままで猫を譲渡することはありません。
以前の動物医療では、生後6ヶ月ぐらいでないと不妊去勢手術をできないといった状況でしたが、現在では動物病院の協力の元に早期不妊去勢手術を実施しています。体調がよければ体重1キロから手術が可能となります。

ボランティアとして、正しく新しい医療知識を常に学ぶことが、猫達を救うことにつながると考えています。

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荒れた室内で暮らす猫

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新しい里親さんの元で幸せにくらしています



<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもちよだニャンとなる会をご支援いただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで、猫の殺処分ゼロ6年継続が見えてまいりました。
飼い主のいない猫の問題が収束しつつある千代田区内ですが、多頭飼育崩壊、高齢者が残した猫の遺棄問題など、新しい課題がでてきています。
所有権であること、成猫であること等、今後どのような対応策をとれば、猫も人も幸せになれるのか、多くの方のご支援とお力をお借りしながら引き続き、頑張っていく次第です。
これからも温かい応援・そしてご支援をどうぞよろしくお願い致します。ありがとうございます。



「一般社団法人ちよだニャンとなる会」
http://chiyoda-nyan.org/
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