フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:埼玉県新座市
愛知県の芸術イベント「あいちトリエンナーレ2016」にて、芸術として2016年8月~10月にかけて文鳥や十姉妹といった小さな鳥たちが、広い空間に放され展示されました。
その結果として、管理がずさんなことから鳥たちが亡くなってしまったり逃げてしまったりと大きな問題としてニュースにも取り上げられました。
イベント公式サイトはこちら
http://aichitriennale.jp/news/2017/001885.html
TSUBASAでは、開催期間中の芸術作品の改善や鳥たちの健康管理のケアを行いそして、会期終了後には里親会を実施いたしました。
このイベントの最大の問題点は、芸術作品として生き物を扱ったこと自体はもちろんのこと、運用の際に正しい専門家にアドバイスを受けなかったことにあります。
結果として、多くの命が亡くなり、里親を探す結果となりました。
我々、TSUBASAとしてはこのイベントを主催した愛知県を糾弾することに力を注ぐのではなく芸術の一部として扱われた鳥たちの安全確保、その後の行き先を決めることに尽力いたしました。
その上で、再発防止の意見書を提出しています。
意見書はこちらからご覧いただけます。
http://aichitriennale.jp/2016/item/request_form_to_at.pdf (PDF)
今回のことをきっかけに、動物を扱う芸術作品の難しさを広く一般に知っていただければと強く思います。
犬猫以上に、動物愛護法で守られていない鳥たちですが命ある大切なコンパニオンアニマルに変わりはありません。
正しい情報が伝わるよう、命が蔑ろにされることがないよう今後も活動並びに情報発信に努めてまいります。
TSUBASA介入前。の便は掃除が行き届かず、餌も栄養が不足していました。
また、施設に穴もあいていることから鳥の脱走も見受けられました。
改善後。掃除がしやすいように改良を加え、管理のアドバイスを行いました。
獣医師による健康診断と、隔離しての体調管理の様子
巣箱が入っていたことにより、無計画な繁殖が起こっていました。
改善の際に、巣箱は全て撤去しましたが巣箱の中に10羽のヒナがいました。
ヒナは全て、きちんと新しい里親様の元へ旅立ちました。
里親回の様子。すべての鳥に対して、健康診断の結果を掲示しました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後もTSUBASAでは、鳥と人を取り巻く社会に貢献できるよう邁進していきます。
これからも、応援をよろしくお願いいたします。
「認定NPO法人TSUBASA」
https://www.tsubasa.ne.jp/