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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年12月27日

「特定非営利活動法人もりねこ」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:岩手県盛岡市

NPO法人もりねこでは、盛岡市保健所・岩手県保健所と協力して猫の保護に取り組んでまいりましたが、6月5日からは盛岡市保健所との協働事業「保護猫預かり支援事業(通称「ニャンとも幸せプロジェクト」)がスタートいたしました。

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「ニャンとも幸せプロジェクト」説明会の様子

こちらの取り組みの一環として、盛岡市保健所としては初めての試みである、保健所外での猫の譲渡会も実現。残念ながら当日譲渡先が決まった猫はいませんでしたが、広く市民のみなさまに当事業について、また、ペットを迎える際に「保健所や愛護団体から迎えるという選択肢もある」ということを知って頂くきっかけになったのではないかと思います。

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「ニャンとも幸せプロジェクト」譲渡会の様子

保護動物にとっても、個人ボランティアさんのお宅で過ごせることで健康状態がよくなったりスムーズに人馴れできるため、譲渡に繋がりやすくなることが期待されます。

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「ニャンとも幸せプロジェクト」で預かりボランティアさんの自宅でケアされた子猫

また、今期は多頭崩壊の相談も多くありました。

その中の一つ、県の保健所から紹介された案件では子猫9匹を引き取りました。
飼い猫という事で健康状態については心配していなかったのですが、100円均一ショップで販売されているようなビニール製の袋に詰め込まれて連れてこられた猫たちは、自分たちのの糞尿にまみれ、熱中症のような症状を呈しておりました。

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保護当日の子猫たちの様子

元の飼い主さんによると、不妊手術を施さず出入り自由で飼育し、家の中に入ってくる飼い主の居ない猫たちにもエサをあげていたため増えてしまったそうです。

元の飼い主さんは、ご自身の食費を削って猫たちのごはんを購入しておりましたが、頭数が増えてくるとそれでも賄いきれず、当法人が受け入れた猫達は獣医師に「飢餓状態」と診断されるほどでした。

ご自身のご飯代を削って猫たちにごはんをあげていたくらいなのですから、元の飼い主さんが猫たちを可愛がっていなかったわけではないと思います。
ただ、「避妊去勢手術をしないとどんどん数が増えていく」という知識がなかっただけなのです。

健康状態の悪い猫は動物病院に連れて行き、栄養のあるごはんをあげるなど、もりねこでケアした結果、みな順調に回復し、9匹のうち7匹には新しいおうちが決まりました。
元の飼い主さんも、おうちに残ったおとな猫たちには避妊手術を施してくださいました。

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4枚目の写真と同じ仔猫たち。里親さんのおうちで幸せに暮らしています。

岩手県、特に郡部に於いては猫の適切な飼い方の周知がまだまだ不十分だと感じております。啓発活動の大切さを実感した一件でした。

NPO法人もりねこは、猫の保護と譲渡活動はもちろん、猫の正しい飼い方などの周知を図る啓発活動にも力を入れてまいります。


<ご支援くださっているみなさまへ>
暖かいご支援を頂き、誠にありがとうございます。
特定非営利活動法人もりねこは、「猫も人も幸せに」をコンセプトに、動物と人間がともに幸せに暮らせる社会の実現を目指して活動を続けております。
地域の障がい者センターなどと提携し他オリジナルグッズを販売するなど、地域社会の経済にも貢献する活動にも取り組んでおります。
地方の小さな団体ではありますが、こつこつと活動を積み重ねていくことできっとみんなが笑顔で暮らせる地域社会が実現すると信じております。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。



「特定非営利活動法人もりねこ」
http://npomorineko.wixsite.com/morineko
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