フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:福島県浜通り地方
両前脚切断の負傷犬「にこちゃん」に家族が出来ました!
2017年3月、両前脚を切断した状態で保護されたにこちゃん。
6月には皆様からのご支援で義足を作ってあげることが出来ました。
義足が出来上がる前、外に連れ出したときには軽いパニック状態になったのですが、義足が出来上がり、リードを繋いで外に出ると尻尾を丸めながらも歩き出してくれました。
にこちゃん、初めてのお散歩です。
尻尾を丸めながらも段々と表情が柔らかくなってきたにこちゃん。
保護してからずっとOhanaの1階で1匹で過ごしてきたにこちゃんですが、日々人が出入りする環境で徐々に人馴れしビビリだけどそれなりにリラックスできるようにもなりました。
にこちゃんに新しい家族を見つけてあげたい。
スタッフ全員の思いでしたが両前脚切断のハンデ、医療費を含めたケアの負担、にこちゃんの性格に気長に寄り添ってくださる覚悟。正直、高いハードルのように感じていました。
ちょっとリラックスのにこちゃん
そんなにこちゃんに転機が!
9月、「天才!志村どうぶつ園」でLYSTAを、そしてにこちゃんのことを放送してくださり、たくさんの方に知っていただく機会を頂戴しました。
放送後の里親会は大大大盛況。その数なんと、65組200名以上。県内はもとより、遠く横浜、埼玉、新潟、山形からもお越しくださった方がいらっしゃいました。
なんと!Ohana前に行列が!
多くの方に知っていただけた結果、にこちゃんの赤い糸はついにその先に繋がりました。
そしてなんと、にこちゃんの赤い糸は思いのほか近くに繋がっていたんです。LYSTAと同じ地域のしかも代表家族のお知り合いという、なんともご縁の深いおうちに迎えていただけることになったのです。
にこちゃんの里親様決定は、私たちにとっても衝撃的な出来事で、義足のにこちゃんに突然こんなふうに家族ができたのは想定外でした。
このご縁をいただき、活動のこと、保護犬猫のことを知っていただくというのは本当に大切なのだと改めて感じました。
先住犬さんと一緒
新しいお母さんの手
最後になりますが、ニコちゃんを保護するときは、お金がかかりそうな状態のその子を保護することに躊躇いがありました。
手術も義足も、大変な費用がかかりましたが、サポートしてくださった皆さんのおかげで、こうして命つなぐことができました。
支援者の皆様に、心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもLYSTAを応援、ご支援くださり有難うございます。
2017年は、保護猫ふれあいサロン『Ohana』がオープンし、多くの方々にご利用いただき、今まで以上に多くの犬猫が新しい家族と出会い幸せに卒業していくことが出来ました。
そしてTNRの必要性も少しずつですが地域に根付いてきて、一斉不妊去勢手術の日には50匹を超える飼主のいない猫の参加が当たり前になってきています。地元の個人ボランティアさんとの連携や理解も深まり、ますます啓蒙にも力を入れていきたいと考えています。
これからも一生懸命、動物たちの幸せのために、命を繋ぐことに邁進したいと思っています。
今後ともどうぞLYSTAを宜しくお願い致します。
「NPO法人動物愛護団体LYSTA」
http://www.lysta.org/