[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年03月06日

「特定非営利活動法人　神戸猫ネット」さまの活動レポート（2017-18前期）

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所：主に神戸市内

神戸猫ネットは、人と猫が共生できる温かい街づくりを目的に神戸で活動しています。

【１】
本年度より、神戸市人と猫との共生推進協議会の構成メンバーとしての協力が始まりました。
今までの依頼だけでなく、協議会に申請された方のサポートと直営事業のＴＮＲ（捕獲・不妊手術・元の生活場所に戻す）活動が加わりました。
ノラ猫問題のいろいろなご相談が寄せられることから、ノラ猫の心配をする方が多くいることがわかります。

初めてのＴＮＲサポートは注目され、テレビや新聞関係者がたくさん見つめる中で捕獲が始まりました。

取材者たちが見守る捕獲

いつもとは違う様子に猫が姿を現さないのではないかと心配でしたが、少しずつ捕獲できました。

夕方にメンバー交代して、夜の８時近くまで粘り強く待ち、未手術猫を２１匹捕獲しました。
捕まりにくい猫もいるので１日で終わることはないのですが、初日としてはまあまあでした。
ここからスタートした協議会の繁殖制限事業に、神戸猫ネット会員も一般市民・ボランティアとともにがんばって取組ました。

条例施行の影響でしょうか、捕獲器の貸出し件数もぐんと増えました。
３ヶ月で前年の貸出し数に達してしまいました。
私たちは１００台以上の捕獲器を保有しています。
ＴＮＲで使うため、怪我した猫を保護するため、脱走した猫を捕まえるため、たくさんの方のお役に立てる捕獲器は、みなさまからいただいたご支援で購入できたものです。
ありがとうございます。

【２】
啓発活動として写真展を３つの会場で開催しました。
・神戸ワイナリー農業公園　わくわくワインまつり（5/3～5）
　前年度写真展公募作品の中から写真１８点、啓発パネル展示と手芸小物など雑貨販売。初めてでしたが楽しく参加させていただきました。
・大丸須磨店（5/17～23）
　１階のエスカレータ前スペースで「幸せになった猫」写真展。
事前に募集したサクラ耳（片耳に不妊手術済の証のＶ字カット）の猫の写真３２点と啓発パネルも展示。買い物ついでにたくさんの方が立ち止まって見てくださり、条例のことを知っていただく良い機会になったと思います。

・神戸市役所市民ギャラリー（8/22～9/3）　第６回神戸猫ネット写真展

テーマ「街に生きる地域猫」として５８作品。
公募した「ノラ猫から家猫へ」の写真が３４作品で、鑑賞していただいて「肉球いいね！」シールを貼っていただきました。
この会場は、日頃猫に関心がない方、外国人観光客も通りがかりで立ち寄られますので、広くアピールできたことが嬉しいです。

【３】
譲渡会　５月・７月・９月
２ヶ月に１度、猫の譲渡会を開催しています。

　最近は猫の保護活動をしているボランティアさんたちの頑張りで、神戸市内でも譲渡会が開かれるようになってきました。いくつかの会場を見て回る方もいるようです。
　私たちの譲渡会は来場者や参加猫が少なくなる時もありますが、里親希望者も猫の保護主も
　真剣に「運命の出会い」を求めています。　なので、１匹でも多くの猫が幸せになれるように考えながら運営しています。　
　アンケートで「譲渡会に初めてきた」という記入を見るたびに、もっともっと知ってもらうことが大事だと気づかされます。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞
いつもあたたかいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
私たちは、「不幸な猫を増やさない」をモットーに、日々努力しております。

２０１７年４月から神戸市人と猫との共生推進協議会の構成メンバーとして、たくさんの現場を体験して気づいたことを生かして、
猫が好きな人と猫を嫌っている人、みんなが気持ちよく暮らせる街づくりができるように、頑張っていきたいと思っています。
これからもご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

「特定非営利活動法人　神戸猫ネット」
http://www.kobenekonet.com/