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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年03月12日

「動物いのちの会いわて」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:岩手県岩手郡雫石町

ここ数年多頭飼育の崩壊の対応に追われております。
前期から保健所と協力してきた現場がやっと終了しましたが、当会の17年に及ぶ経験でも類のない現場でした。
週に1~2日しか餌が与えられない猫たちは共食は勿論、生きる気力も無い状態でなんとも切ない現場でした。
何カ月もかけて飼い主への説得を試み、その間も次々亡くなって行くという現状。
やっと飼い主とは、引き取りでは無く預かりという形でなら手放すというところで折り合いが付きました。
次は部屋のあちこちにありそうな亡くなった猫達の死骸の引きとりです。
遺骨や毛髪を少しずつ保存したいと言う要望に応えるにはあまりにも異様過ぎて応えることは出来ず、最後は専門医のお力を借りて飼い主の強制入院で終息させ、何とか生き延びた17匹を獣医と分けて引き取る事にしました。
飼い主を選べない動物たちの悲劇は続きます。

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狭い空間に閉じ込められ激やせの猫たち

年間300匹以上を保護する当会では、冬季以外は毎週のように譲渡会を企画します。
獣医師会や保健所との共同企画も多く、マイクロチップの挿入などは獣医師会の協力で全て無料で行っています。
保健所は適正飼育の啓発に力を入れ、健康・飼育相談は獣医師会、そのお手伝いには学生ボランティアサークルなども参加します。

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譲渡会場には大勢方が訪れます

里親希望者は飼育環境の聞き取り面談があり、希望者の3~4割のご家庭が適正飼養となり、トライアル期間を経て里親になると言う流れになります。
上記のような猫の場合は何カ月もかけての健康管理を経て譲渡対象になりますが、愛情をかければどの子も見違えるように変わります。
そんな子たちが里親に行く時は、頑張って良かったと胸が熱くなります。

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里親が決まった犬・猫たちにマイクロチップを挿入する獣医先生


<ご支援くださっているみなさまへ>
全国のみなさんいつもご支援ありがとうございます。
毎日、たくさんの相談が持ち込まれ電話に出るのが怖い日もありますが、その先に助けを待っている動物たちがいるかもしれないと思うと頑張れます。
引き続きのご指導ご支援をよろしくお願い致します。



「動物いのちの会いわて」
http://www.inochinokai.com/
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