[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

イチゴの季節です。
ここは、親子連れでにぎわう「さっちゃん家（ち）の幸せいっぱいイチゴ園」。
なんだか名前を聞いただけで、愉しい春の気分になりますね。



そして、こんな受付さんがいたら、もう最高！
「いらっしゃい」
本日の受付は、「おじょこ」ちゃんです。

午前中は、お兄ちゃんの「ニャン太郎」くんとともに、入園客のご案内をつとめていたそうですが、ニャン太郎くんは、あまりにお天気が良いので、サボってどこかでひなたぼっこをしているもよう。



おじょこちゃんは、駐車場に到着のお客さんを、受付まで案内しています。



「朝から働いてるから、おなかすいた。おやつちょうだい」とおねだり。

このイチゴ園は、２児の母で主婦である神田家の「さっちゃん」が、まだ子育て中に
一念発起して作ったイチゴ園。極限までの減農薬にこだわり、「イチゴ本来の甘さとおいしさを味わうしあわせをひとりでも多くの方に」との思いから営業しています。
高棚栽培なのでかがみ込まなくてすみ、幼児からお年寄りまでイチゴ狩りが楽しめます。



たわわに実ったイチゴがずらりと並んだ美しさといったら！



ニャン太郎・おじょこ兄妹は、まだお子さんが小さかった９年前、一家で遊びに行った公園に段ボール箱入りで捨てられていた子猫でした。
目が開いたばかりで、ぐったりしているのを見て、「保護しよう」と、すぐに決まり！
「兄妹を引き離すのはかわいそう」ということで、里親は探さず、２匹とも神田家の子になりました。
広いイチゴハウスを走り回って、すくすくと成長。
今では、イチゴ園になくてはならないスタッフです。



園主のさっちゃんは言います。
「兄妹がやってきてから、お客さんがとても増えたんです。『猫がいる』なんて宣伝もしてないのに、不思議です。２匹とも、お客さんにかまってもらうのが大好きで、開園時間から駐車場でお出迎え。まさに招き猫でした」



ハウス内では、「マルハナバチ」という、丸っこくて愛らしいハチたちが、害虫退治のお仕事をしています。
ゆうゆうと園内を歩くおじょこちゃんの姿は、もうベテランスタッフの風格がありますね～



この日、会えなかったニャン太郎くんは、こんな猫さん。
黒い首輪がニャン太郎くんで、赤い首輪がおじょこさん。



遠目にはそっくりさんですが、並ぶと、個性がわかります。
お兄ちゃんはシュッとした男前で、おじょこちゃんはぽっちゃり愛嬌タイプかな。
「兄妹で命を救ってもらった恩返しに、とでも思っているのか、毎日看板猫がんばってくれて、お客さんたちも喜んでくれて、うれしい」と、いい笑顔のさっちゃん。



ときどき、職場を抜け出して、探検に出かけていくけどね。

救われたちいさないのち。
今を生きて、春を堪能しています。



∵△∵▲∵△∵さっちゃん家の幸せいっぱいイチゴ園∵△∵▲∵△∵
千葉県袖ケ浦市蔵波２９２６－１
１０時～１５時半・・・赤い実がなくなり次第終了。　不定休　
５月初めまで開園しています。


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