みにゃさま、こんにちは。
今回は、
カマンとの出会いとお迎え編に続き初めて動物病院へ行った時のお話です。
同居初日からべったり離れない甘えん坊さん。
そして何でも私の言うことを受け入れ、私の希望通りにしてくれるカマン。
希望通りと言うのは、「こっちに来て」と言えばどこにいても来てくれ、「手つなごっか」と言うと手をつなぎ、「それはやめてほしい」と言うとやめる。
腰がだるいと言えば温めて揉んでくれるし、電話が鳴ると教えに来てくれる。
トイレの後も「出たよ」と報告あり。
猫ってなんて優しくて気が利くの!と感動の日々でした。
寝る時間、起きる時間、ごはんの時間、遊ぶ時間も私に合わせてくれました。
が、これは最初の2週間だけ。無理は続きません。
何でも受け入れ合わせてくれていたのは、「気に入られてここでずっと暮したい」と必死だったのです。
私で5人目の同居人間ですから......。
「あなたはここで暮らすのよ。もうどこにも行く必要はないことを信じて」と伝えてもすぐには信じてもらえず、彼には信じるに値する私を観察する時間が必要でした。
アニマルコミュニケーション含む動物との関係には「待つこと」「待てること」が大切です。
急かさない、急がない。
待つことには慣れているのと、私自身も急かされるのは苦手なので彼の気持ちはよく理解でき、のんびり寄り添いました。
甘えん坊という点だけは変わりませんでしたが、日が経つにつれ自分のペース、自分の時間、自分のパーソナルスペース、自分が心地いいと思える暮らしを徐々に確立しはじめました。
うちにおいてのカマン流の心地良い暮らしを確立し、信頼してもらえていると感じるようになったある日。
健康診断と体調に問題なければワクチンを打ってもらいたかったので、動物病院に行くことにしました。
家から出る、移動することが大嫌いなカマン。移動の気配を感じると隠れて出てきません。
当然です。今までが今までですから。
どんなに病院に行くだけと伝えても信じてもらえません(1週間前から伝えていました)。
2時間がんばりましたがお互いにヘトヘト。
もうこれ以上は無理だと思った途端、自分が情けなくなり泣けてきて、「動物病院にも連れていけないだなんて。これからカマンの体に何かあったら弱って起き上がれなくなるまで何もできないんだわ」と大きな声で自分を責めていました。
今思うとそこまで自分を責めることでもなかったかも? とにかく必死でした。
と、カマンが「行こっか」とへたり込んでる私の横にピタッと寄り添ってくれたのです。
驚きと感動で「ありがとう」とまた涙。
無事動物病院へ行き、健康診断とワクチンを終え帰宅。
折れてくれたとはいえ、帰宅後のカマンは不機嫌そのもの。
「ありがとう、ありがとう」と伝えていると、「自分の思い通りにならないと気が済まないんだね」とさらっと言い放ち、自分のベッドルームへ行ってしまったカマン。
言葉を失いました。
痛い所を不意に刺されたような、突然頭を殴られたような感覚とでも言いましょうか。衝撃です。
カマンの言葉は、まさに私が直すべきところ。
そこからどれ程落ち込んだことか......。
今思い出しても息苦しくなるほどです。
自分の人生を省みてあの人この人、あの時この時を思い出しとことん反省。
そして寝ているカマンの元へ行き、今までの人生のこととこれからのことを反省文のように伝え、頭を下げて謝り(情けなくて恥ずかしくて顔を上げられませんでした)、今回折れてくれたことへの感謝を伝えお互いのベッドで眠りにつきました。
カマンを迎えて以来、初めて別々に寝た夜。
翌朝、カマンはいつもの優しい笑顔で私のベッドにもぐり込んで「おはよう」と起こしてくれました。
どんなに嬉しかったことか。この日から改めて家族としての暮らしをスタートした気分です。
今回の動物病院の一件で遠慮なくはっきりと言ってくれたあの言葉で私たちはすでに家族になっていると気づきました。そして更に絆が深まりました。
家族ってなんてありがたい存在なのでしょう。
痛い経験でしたが大きな気づきとなり、彼には感謝してもしきれない程。
頭が上がらないとはまさにこれです。
猫との暮らしは人間をより豊かに、磨きをかけより輝かせてくれますね。
カマンに、猫という動物に、ネコネコネットワークに感謝です。
皆さんは猫との暮らしどうですか?
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写真
アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!
岩津 麻佳
2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。
HP
カマンちゃんの言葉、わたしも衝撃を受けました。
自分の思い通りにならないと気が済まないんだね…
猫だけでなく、すべての生物が私たち人間に向けて発した言葉のように思えました。
それでも折り合いをつけてくれ、すべてを飲み込み優しく接してくれる。
猫を含め、たくさんの生物の優しさに包まれ、
by 名無し 2018-04-13 21:23
途中で送信してしまいました。
たくさんの生物の優しさに包まれて生きているんだと改めて気付かされました。
すこしでもその思いに答えられる人間でありたいです。
by 名無し 2018-04-13 21:29
仰るようにすべての生き物からの警笛とも取れますね。
心に刻んでいきたいと思います。
by 岩津 2018-04-14 09:48
こんにちは。いつも読ませてもらってます。
うちはニンゲン(私)よりネコの方が賢いので、病院に連れていくときは逃げられてばかりです。でもネコの方が優しいので、最後には捕まってくれることが多いです(^_^;)
外で産まれた子を迎えて3年、初めてのネコとの暮らしが出来るだけ長く続けられるようにしたいです。やはりニンゲンの我慢が大切でしょうか…。
by ふう 2018-04-14 22:17
>ふう様
いつもありがとうございます(^^)
我慢は続きませんから、お互いの譲り合いが大切ですね。
by 岩津 2018-04-15 10:23
痛烈な一言でしたね、自分自身もはっとさせられました。猫とともに暮らすと日々思っていても、「あなたの為だから」とどこかで管理してしまっている自分がいたと思います。
うちにも定期的に病院通いしている子もいます。我慢してくれているんだな~~と感謝です。
頭があがらないのは長女のあずさですね。永らく一人で暮らしていたのに次々と保護猫がやってきて気持ちの切り替えも大変だったと思います。だけど今はみんな受け入れてくれて、追いかけっこしたり、だっこしてほしいのに譲ってくれたり・・・
心の広さは我が家一番です。
by あずにゃん 2018-04-16 11:24
ねこを病院に連れて行くのは、人間の思い通りにしてるってことになるのでしょうか。
ねこに健康で長生きしてほしいというのは人間のエゴでしょうか。
ねこは、長生きとか興味なくて、それよりも病院のストレスのほうが嫌なのでしょうか。
いままで、病院通いはねこのため、と思ってましたが、間違っていたのでしょうか。
記事を読んで、すごく悩んでいます。
by あめ 2018-04-16 18:14
>あずにゃん様
感謝と私自身の見直しになる大きな出来事でした。
あずさちゃん、大きな心のお母さんのような存在なんですね(^^)
by 岩津 2018-04-17 15:13
>あめ様
健康で長生きしてほしい、誰しもが願うことだと思います。
それはエゴではなく「想い」ではないでしょうか。
ただ、猫も人・猫と飼い主さんの関係は千差万別です。
猫と人が暮す以上はそれぞれがそれぞれの尊厳を尊重し、譲り合える関係が大切ではないかと思います。
外からは決してわからない猫と人の密な関係性もありますので、全ての猫に100%当てはまることはないのかもしれません。
by 岩津 2018-04-17 15:20