3年に1度開かれるイーペルの猫祭りに参加です。
SP付きで鎮座しているのは猫の女王さま!
パレードが始まると猫馬車などの山車や仮装した人々が行進していきます。
こんなに巨大な猫さんを見る機会はなかなか無いですが次々と現れるのでずっと興奮しっぱなしです。
イーペルの歴史をなぞったものや聖書の登場人物など、色々な山車が練り歩く圧巻のパフォーマンス!
クライマックスは猫の王様の登場です。
ちなみにイーペル市民として登録されているそうです。
王と女王、夫婦の再開シーン!
女王が小躍りします。
パレードの後、塔からピエロが猫さんの人形を投げてそれをキャッチできた人は幸せになれると言われています。
ピエロが登場し、ギャラリーを煽ります。
実はこのお祭り、楽しいだけではなく背景には深い意義があります。
過去に、ネズミ退治で活躍していた猫さんが町に増えすぎて減らされたり、魔女狩りの時に"魔女の使い"として犠牲になったりしていた悲しい歴史があります。
祭りという賑やかで華やかな形をとりつつも、罪のない猫さんたちを虐げた過去を忘れないため、繰り返さないために未来へ語り続けていっている意味もあるそうです。
そう考えると、こうやって塔から落ちていく猫さん人形をキャッチして助けた人が幸せになれるというのも祭りの趣旨として納得ですね。
いつか日本でも殺処分ゼロが達成されたとしたら、祭りという形かはわかりませんが
こうやって歴史を紡いで行けたら素敵だなと思います。
写真
さくらねこブログライター紹介
ねこせんせい
猫サポーター見習い。猫に産まれて来る予定が人間に産まれてきたため、今は猫さんたちに生かされています。地域猫活動の認知が広まって、不幸な猫さんが減りますように!そして、次こそ猫に産まれますように。
ベルギーまで観に行かれたのですね!
ネコたちを家族に迎えてから、
海外旅行は行っていませんが、
このお祭りはいつか行ってみたいですー!
by あべんぬ 2018-05-24 10:29
ねこせんせい
ベルギーに行かれてたんですね。
パレードにも何やらストーリーが
ありそうですね。
お祭りという名の元に
そんな深い意義があったんですね。
お祭りを見に来た沢山の方々が
自国に帰国した時に少しでも
外ねこさん達や保護ねこさん達のことに
関心を持って下さったらいいですね。
by やまぶっく 2018-05-25 00:03
>あべんぬさま
長旅でしたが、うちは家族に来てもらって猫さんのお世話をお願いしてからのお出かけでした。
日本に戻るときのモチベーションはやっぱり自宅の猫さんに会える事でしたね。
3年に1回ですが、楽しく盛り上がっていますので機会がありましたら是非行ってみてください!
by ねこせんせい 2018-05-25 21:50
>やまぶっくさま
魔女が出てきたり、歴史上の人物が出てきたり・・・いろいろとストーリーはあるみたいです。
次はちゃんとその辺も勉強してからいったらもっと楽しめそう。
単純にお祭りを楽しみに来ている人がほとんどでしょうけど、そういったなかで過去の歴史や命について新しい気づきをもらっていく人も居るのだと思います。
by ねこせんせい 2018-05-25 21:57
猫のお祭りがあるなんて素敵ですね!
背景を考えるとちょっと切なくなりますが、それを忘れない伝承のお祭り、その意識がすばらしいと思います。日本だったら、、、、猫塚とか猫寺とか・・・そんなかんじになりそうです(^_-)-☆
ベルギーかあ~~~海外はあんまり行ったことないけど行きたいとこの候補がまた増えました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
by あずにゃん 2018-05-26 09:58
>あずにゃんさま
最初は単純に猫祭りって楽しそうと思っていたのですが、最終的には背景や意義をちゃんと知ることができて、更に良いものとなりました。3年に1度の機会に合わせて是非検討してみてください!フランス国境に近い町なので、そちらからもアリです。
そういえば、日本でも島の港町で不慮の事故で亡くなった猫さんを弔う猫神社と建てたところ大漁になったみたいな言い伝えがあるところがありますね。
by ねこせんせい 2018-05-27 01:51