[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：神奈川県平塚市内

【地域猫活動】
２０１７年１２月～２０１８年２月の間に市内３町での地域猫がスタートしました。
平塚市T町の現場では、３つの町内会にまたがるエリアに多数の野良猫が生息しており、メインの自治会であるG区町内会の皆様の多大なご協力のもと入念な下見と現場住民への聞き込み、自治会との地域猫会議を経て捕獲作業を行いました。
この地区ではメス８匹、オス６匹の１４匹の地域猫が誕生しました。



市内に点在する公営住宅においても野良猫トラブルが絶えず、当法人として初めて公営住宅内での地域猫へ向けたTNRにも着手いたしました。
こちらではオス６匹、メス１８匹の手術が完了、現場より保護した子猫９匹の譲渡が決定しました。

H地区では自治会長を務める現役の市議会議員の協力もあり、隠れ餌やりとして野良猫たちにご飯を与えていた方とのコンタクトに成功、この地区でも２０匹の地域猫が誕生しました。

どの現場でも共通しているのは、餌を与えている方が悪者になり孤立、捕まらない野良猫を捕獲する術もなく増えていくというパターンが非常に多いです。

しっかりと管理した上で野良猫を不妊化しその地域で１代限りの命を見守る活動「地域猫活動」の周知にも力を入れて行きたいと思います。

【TNR活動】
人の居住区ではない場所に遺棄された猫が繁殖を繰り返し増えている現場でのTNRを実施しました。



ゴミ置場に捨てられた猫たちが多数おり、お世話をされている方からTNRの合意を得られなかった為に数年を費やしましたが、ついに待ちに待った瞬間が訪れました。

のべ３日間の捕獲作業で１６匹の猫たちのTNRが終了しました。
これからは過酷な環境下での出産や子育てから解放され生きていけます。
産まれてもトンビに連れ去られたり、厳しい環境ゆえ生き抜くことができない子猫が多く、自然淘汰される猫も多かったそうです。
この現場は引き続き対応継続中です。

M地区においては猫を増やしている高齢女性を心配した近隣の方より相談があり、こちらでは１６匹のTNRが終了しました。

その他市内複数の地域でのTNRを行いました。
会員が個々に対応しているケースもあり、平成２９年度は♀133匹、♂121匹計254匹の不妊手術が完了しました。

【保護・譲渡活動】
捕獲の現場で保護される子猫や傷病を負い保護された猫たちの譲渡も多い年でした。
２９年度としては８１匹の保護猫たちを里親さんの元へ送り出しました。
定期的に開催している譲渡会へ足を運んでくださる方も多く大変有難く思います。
シェルターを持たないため基本的に保護依頼はお受けしていませんが、それでもこれだけの猫たちを幸せへと繋ぐことができた事はとても嬉しく思います。



【バザー活動・街頭募金活動・広報活動】
長年続く毎月恒例の平猫バザーはおかげさまで毎月好評です。
バザー品の提供では庭の花を寄せ植えにして持って来てくださる方もおり、毎回即完売となっています。



街頭募金でも毎月欠かさずいらしてくださる方もおり、私達の励みになっています。
今年は初めて平塚市緑化まつりにも参加しました。
今後も地域猫活動への周知と理解を深めるため、積極的にイベント等に参加していく予定です。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
私たちの活動は、不幸な動物たちに心を痛めている皆さまの善意によって成り立っています。
これからも不幸な猫を少しでも減らすために、ご支援・応援をよろしくお願い致します。

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「NPO法人　平塚のら猫を減らす会」
http://www.hiraneko.com