みにゃさま、こんにちは。
今回は、訪問アニマルコミュニケーションにご応募くださったSさんのお宅に行ってまいりました。
いただいたご相談はこちらです。
20年飼った愛猫を2月15日に亡くしました。
名前はleeloo(リールー)と言います。メインクーンの雌猫で私の自慢の美人な猫でした。
私が大学生のときに運命的な出逢いをしました。
リールーは私と偶然にも誕生日が一緒。毎年同じ誕生日を祝い、初めて飼う動物でした。
リールーはどんなときも私の側に居てくれました。
結婚して子供達が生まれると、子供達にとってリールーは良いお母さんでした。子供が泣くと、鳴いて側にそっと寄り添いに来てくれました。
それが突然のように(毎年覚悟はしていましたが)お別れが来てしまいました。
出来る限りのことを私たちはしてあげたつもりなので、後悔はありません。
リールーの人生は幸せだったよね、と言えます。
ですがやはり家の中がぽっかりと、穴が空いたように寂しいです。
子供達とは、「またいつか、これはご縁だよね! という子に出逢えたら、猫ちゃん飼おうね」と話していますが、「寂しい」「会いたい」という子供たちに私はどうすれば良いのだろう。
そして先日メインクーンの里親のHPを検索したとき、私はリールーのそっくりな子猫に出逢ってしまいました。
なんとリールーが亡くなった日に生まれた子で、生まれ変わりなんじゃないかと思いました。
でも、その子をポンと迎え入れるだけのお金が今の私には無く、上の子に「リールーはリールーでしかなく、僕が会いたいのは死んでしまったリールーだけなんだ」と言われてしまい、躊躇しているうちに、その子は別のご家庭へもらわれることが決まってしまいました。
ブリーダーさんから頂いた写真を見ては、この子は本当はリールーだったんじゃないか?
私は生まれ変わったリールーをお家に呼び戻してあげれなかったんじゃないか?
と思ってしまうのです。
リールーはいま幸せな場所に居ますか?
あの子はリールーの生まれかわりでしたか?
私たちはまたリールーに会えますか?
リールーに、「ご縁があったらあの子を連れて来てね」と言っていましたが来ませんでした。
運命の子では無かったのかな。
悩んで『猫・生まれかわり』で調べてしまった私を、このページに連れて来てくれたのはリールーのような気がしています。
リールーの心の声が知りたいです。岩津さん、どうぞ教えてください。
幼い頃から猫を飼うのが夢だったSさん。
大学生になり猫を迎える準備が整い、とうとう念願叶う時がやってきました。
当時はインターネットが普及していなかったので猫の本を見ては猫の情報を集めるしかありません。
とある一冊にメインクーンという種類の猫が載っているのを見つけ、その魅力に心奪われたSさん。
そしてこの後、猫の雑誌に載っていたメインクーンのブリーダーさんにメインクーンを迎えたいという思いを綴り、手紙を送りました。
ブリーダーさんは子猫の写真を送ってくれたのですが、そのうちの一匹がなんとかわいらしいこと。
そしてSさんとお誕生日が一緒!
運命を感じその子猫を譲ってもらうことにしたのです。
リールーちゃんとの思い出を聞いています
リールーと名付けたその美しいメインクーンはSさんの自慢でした。
20年共に過ごしたリールーちゃん。
「天国に帰りましたが、一時一時を大切に過ごしてきたので後悔はありません。今も一緒に居てくれるような気がして安心して毎日を過ごしているんです。」とSさん。
最近見た夢でリールーちゃんは、楽園のような美しい場所にいたそうです。
こうしてSさんは後悔なく暮らしておられますが、生まれた時からリールーちゃんが側にいた15歳の息子さんは姉を失った喪失感に苛まれているそうです。
毎日学校であったことをリールーお姉ちゃんに話し頼りにしていました。
いつもどんな時も寄り添ってくれたお姉ちゃん。
ご依頼文にもあるように彼が会いたいのは生まれ変わりや他の猫ではなく、亡くなったリールーちゃんなのです。
さあ、リールーちゃんは天国で何をしているのでしょうか。
姉を失った彼をどう見ているのでしょうか。
天国のリールーちゃんに話を聞いてみましょう。
写真を通して話しかけるとすぐにお返事をしてくれました。
「こんにちは」涼やかで穏やかな笑顔です。
「わたしはね、メインクーンという猫に生まれたことに誇りを持ってるの。
風と共に、風のように生きたわ。みんなに見てもらう事も好きだった。
あなたが(Sさんが)わたしを呼ぶ声はいつでも聞こえるの。
響くように声が届くの。どこにいても届くのよ」
リールーちゃんの今いる場所が私の目の前に広がりました。
すべてが見渡せる高い岬のような場所。
その岬の先端にまるで灯台のように高く立ち、たなびく一本の旗。
その旗の足元にリールーちゃんはいます。
「これはね、目印であり指針でもあるの。象徴よ。
わたしね、ここで旗守りしてるの。ここにいれば何でも見えるの。ひとりぼっちじゃないのよ。
みんなここに来てくれる。わたしは今も誇りを持って生きてるわ。」
天国で旗守りをする猫さん、いえ、動物を初めて見たので驚きました。
旗守りというお役目が天国にもあるんですね。
リールーちゃんが亡くなった日に生まれた子猫のことを聞いてみました。
「あの子は違うのよ。わたしの生まれ変わりではないわ。仲間だけどね。
わたしはこの役目があるからしばらくは生まれ変わらないの。
生まれ変わることが必ずしも大切なことではないわ。
ねえ、わたし達の関係で何か欠けるものがあった?わたし達はお互いにお互いを欲した最高の20年だったわ。
今やり直したいことは見つからない。
わたしはここにいる。わたしはあなたの細部まで覚えてる。何一つ忘れたことはないのよ。あなたは?」
Sさんも後悔は何一つないと仰っていますね。
写真を通してお話し中
「今準備してるから、わたしに任せて!」
と、赤い桶のような入れ物に入ったかわいらしい子猫が見えました。
Sさんの新たな家族になるであろう猫さんのようです。
リールーちゃんに会えますか?というSさんに、
「もちろん会えるわよ。会ってるじゃない!
よくよく落ち着いて胸に手を当てて。わたしがいるのが分かるはず。」
リールーちゃんは今も居るような気がすると仰るSさん。
「いつも心に居る」
リールーちゃんがSさんとひとつになっているような感覚です。
15歳の息子さんのことについて聞いてみると、
「あの子は大丈夫。強い子よ。わたしの自慢の息子だからね。2人で(11歳の弟)仲良く力を合わせてね。」
リールーちゃんが眠る息子さんの元へやって来て頬を寄せ、温かい眼差しで見つめ安心して帰って行く姿が見えました。
弟ではなく自慢の息子。どうりで溢れる母性を感じるわけです。
Sさんの思っていた通り、リールーちゃんは天国でしあわせに暮らしています。
体を持っていた時となんら変わらない、誇り高く美しい女性。
岬に吹く風に当たり旗守りをする彼女の横顔は今も美しいままです。
Sさん、リールーちゃんありがとうございました。
追伸
リールーちゃんが守っている旗が気になったのでちょっと聞いてみました。
岬を広い範囲で見てみると、パンダやクマがじゃれ合って遊んでいます。
遠くには米粒程の大きさですが、岬を目指して上って来ているであろう一行が見えます。
リ「ここはね、歓びの岬って言うのよ。ここの旗守りは歓びそのものの猫が選ばれるの。
歓びそのものでないと、この旗は保てないのよ。」
岩「すごいじゃない、リールーちゃん!いつも常に歓びでいれる、いるってことでしょ?
100%歓びで生きてるってなんてすごいことでしょう!」
リ「ふふっ。誇らしいわ。」
興奮して話す私に、落ち着いて返してくれるリールーちゃん。
リ「みんながここを目指して来るのよ。希望の星でもあるの。
そうそう、想いの宿もあるわよ。みんなで想いを語り合うの。」
岩「癒しの泉はあるの?」
リ「ないわ。ここに来る時点で癒されてるから。」
聞きたいことがありすぎてキリが無いのですが、一行も近づいてきている上に旗守りをおじゃましているような気がしてとりあえずここで話を終わりにしました。
歓びの岬の前後にも大切なポイントがあるようで、岬はそのうちの一つであり通過地点のような印象を受けました。
天国に帰った猫科?(パンダとクマが見えたのでそう判断しましたが、リールーちゃんに聞いておけばよかったです)が次なる魂の進歩を目指して歩む道なのでしょうか。
リールーちゃん、教えてくれてありがとう。またいろいろ教えてね。
リ「うん。わたしで良かったらどうぞ」
ということなのですがSさん、またリールーちゃんとお話させてもらっても良いでしょうか?
後日、Sさんからリールーちゃんへのお手紙を頂きました。
リールーへ
リールー、すごいね!
あなたは亡くなった今も私の自慢の猫ちゃんだよ!
もしかしたら、そこにはライオンやトラも居るのかな。
今は私は寂しくないよ。
もちろん触れたいし、撫でてあなたの香りを胸いっぱいにかぎたいけどね。
でもいつも一緒にいるって今は感じるの。
子ども達も同じだよ。
生まれ変わりは必ずしも必要じゃないんだ、と貴方に言われてその言葉がとても胸に来ました。
そうか、なるほど...。
私たちが天国に行ったとき、また貴方に会えるよって岩津さんに教えてもらったから、その時まで楽しみにしてるね。
子供たちも岩津さんからのお話を聞いて興奮してたよ。
お兄ちゃんは
「母さん、前に言ったの覚えてる? その通りだよ!
寝てるときにリールーがこの辺(右頭の上)に居た気がしたって!」
リールー、お兄ちゃんのこと気にしてくれてたんだね。ありがとう。
お兄ちゃんも弟くんも、今の貴方の様子を聞いて安心すると同時に、貴方はやっぱり素晴らしい猫だったのだと、納得してそれぞれの胸の内にその想いを大切に収めていました。
みんないつも貴方のことを想ってるよ!
リールーありがとう。
岩津さん、この度は素晴らしい体験を、本当にありがとうございました。
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写真
アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!
岩津 麻佳
2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。
HP
感動しました!
なんて美しい光景、垣間見させていただきワクワクしました。
読んでるだけでこちらも歓びにあふれます。
素敵なお役目の旗守りさんと素敵な物語、いつもありがとうございます♪
他のポイントも徐々に明かしてくださいませ、待ってまーす。
by 歓びの船橋 2018-07-20 11:39
とてもステキな家族の姿をみせてもらった気がします。
ありがとうございました。
by はらちーまん 2018-07-20 11:54
あたたかい家族の物語をありがとうございました。天国には色々なポイントがあるんですね!素敵なお役目をもったリールーちゃんのお話に胸いっぱいになりました。
by カントリーロード 2018-07-20 13:47
私たちの20年間に何か欠けていたものなんてある?と云うリールー嬢の魂の美しさ。我がもとを離れてその世界にいる、親友の猫さんを思い出しました。なんと凛々しく生きていることか。見習わなければなりませんね。
by るんたた 2018-07-21 12:58
歓びの岬の灯台守!なんてすてきな場所、そしてリールーちゃんの美しいこと!
家族とリールーちゃんが過ごしてきた20年間はすべて歓びと慈しみにあふれていたのですね~~。
息子さんたちも安心して過ごせるようになりよかったです、これからまた出会うであろう命、、、いまから楽しみですね。
うちの子たちもそんな風にすごせているのかなって反省しました。天国にはそんなお仕事や場所があるんですね。ほかにもたくさん仕事がありそうですね。
by あずにゃん 2018-07-22 11:33
コメントありがとうございます。
すばらしい家族の絆、猫と人間の美しい物語だと思います。
天国のいろいろな場所やお仕事、垣間見る機会があったらご報告しますね^^
by 岩津 2018-07-24 16:02