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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年08月21日

「アニマルライフセーバー」さまの活動レポート(2017-18後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 福岡県大牟田市及び近隣市町村

【事故に遭った猫 無事出産】
 交通事故に遭った猫が動物管理センターに収容されました。当会に連絡があり、様子を見た副代表がすぐに病院へ運びました。容態は悪く、ご飯も食べようとしないので毎日代表がカテーテルで強制給餌をしなければなりませんでした。1週間後再手術しましたが、強制給餌が続く毎日でした。

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シェルターに保護されて代表がお世話中の様子

1ヶ月後、ようやく意識がはっきりしたのか自分でご飯を食べ始めたので容体が安定したかと安心していました。その後、ケージの中から変な鳴き声が聞こえてのぞいたところ、なんと出産していたのです。

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妊娠に気づかず鳴き声で子猫が産まれたのを知ったところです

全く予期していない事態にびっくりした代表でしたが、結果的に母猫とお腹の子猫を助けて無事にシェルターで出産させることができたのです。無事に産まれて本当によかった。元気になってきたので子育てもできそうです。

【命のリレー 繋いだ幸せのバトン】
 ある空き地で、小学生が猫に餌をあげて可愛がっていました。しかし、大人からみるとその猫の健康状態は決してよくはありませんでした。見かねた方が当会へ相談されました。栄養失調でお腹の具合が悪く、寒さに震えていた猫。

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空き地で段ボールに毛布。子供たちが精一杯のお世話をしていました

相談を受けた副代表はすぐに病院へ連れて処置し、状況を知っていた副代表は元の場所には戻さず里親探しをすることにしました。
相談者さんは考えました。この猫を助けようと世話をしていた小学生は急にいなくなってさぞ心配しているだろうと。そして、猫のいた場所に置き手紙をしました。

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子供たち宛てに書かれた手紙

きっとこの手紙を読んだ小学生は安心し、自分たちの優しさが間違っていなかったと思ってくれるでしょう。そして、猫の幸せを考えるならこんな方法があったのだと気付いてくれたかもしれません。
お互いの気持ちを思い遣った命のリレーを私たちの活動で繋ぐことができました。
現在はマネちゃん(招き猫由来)として優しい里親様の元で幸せになっています。

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新しい家にすっかりなじんだ様子です。

【救えなかった命に想うこと】
 当会に保護依頼の連絡があった時、その動物は危篤状態にあり猶予がありません。交通事故にあった、大けがをして動けなくなっている、病気のようだがどうしていいかわからない、死んでいると通報があり、行政が回収にきた猫が虫の息で生きていた等々。生きるか死ぬかの瀬戸際で当会に連絡があるのです。消えかけている命を救おうと代表も副代表も最大限の努力をしています。かろうじて命をとりとめたものは、それから続く長い闘病生活を昼夜問わず支えていくのです。
 これらの動物の写真は公開を控えさせていただきます。とてもひどい状態で見つかり、代表や副代表が応急処置をしてから病院へ運ぶのです。
 公開できないようなことなら、なぜこのようなことをお知らせするのか。これが動物愛護の最前線だからです。普通に生活していれば目にすることのない凄惨な状況にみなさんは驚かれることでしょう。野良猫は自由にのんびり暮らしているのではありません。常に危険と隣り合わせのぎりぎりのところで生きているのです。毎日のように怪我や病気の動物を保護したり、看取ったりしている現場では息つく間もなく悲しい出来事が待っています。
 なぜそんな動物を助けるのか?死が待つだけの動物ではないのか?そこまでして病院へ連れて行くのか?そう思われますか??
 当会に連絡が来た時点ですでに手のほどこしようがなく、救えなかった命はたくさんありました。今までも、そしてこれからも。でも、きっと今度は、手厚い看護のもと息を吹き返し、元気になって、やさしい里親様のもとで幸せになるんだとわたしたちは信じています。
 けがや病気をして一度は見放されたこでも、幸せになれると知っているから。


<ご支援くださっているみなさまへ>

私たちの活動拠点である福岡県大牟田市は、平成28年度に引き続き平成29年度も犬猫殺処分ゼロを達成いたしました。

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大牟田市広報の掲載記事です。副代表が取材されました。

ボランティアである私たちアニマルセーバーは、10年間の活動を通じて大牟田市動物管理センターとの協働・相互理解を深め動物愛護活動に邁進してまいりました。大牟田市は全国的にみると小さなまちで、動物管理センターには治療や保護する設備がありません。それでも福岡県下初の犬猫殺処分ゼロを達成できたことは我々の誇りであり、行政と信頼関係が築けている証だと思っております。
現在に至るまでの10年超、行政施設に頼ることなく保護してきた活動の負担は大きく、今後活動を維持していけるかどうかの瀬戸際です。
しかし私設シェルターに保護しているたくさんの動物たちの為、犬猫殺処分ゼロの継続の為に、支援者の皆様の力をお借りして地域に根ざした地道な活動を継続していきたいと思っております。
どうかこれからもご支援をよろしくお願いいたします。



「アニマルライフセーバー」
https://ameblo.jp/omuta-animal/
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みにゃさまのコメント

私は知的障害者私は作業所に通いながら仕事を探しているよ私はみやま市だよ瀬高町に住んでいるよ私は保護犬の世話をしたいよ

by 紫牟田寛子 2018-09-16 11:22

私は知的障害者だよ作業所に通いながら仕事を探しているよ

by 紫牟田寛子 2018-11-21 19:30

私は知的障害です私は犬の世話の仕事をしたいよ

by 名無し 2019-04-04 15:25

はじめましてです。先日生後2週間ほどの猫が、知り合いのアパートの前にいる所を知り合いが保護し、アパートでは飼えないので私の家に連れて来ました。ですが、また鳴き声がしていて、どぅやら、その知り合いの上の住民が少しずつ捨てているんじゃないかという事でした。ウチも実家も先住猫がいて、これ以猫を増やす事はできず、また見つかった時にどうしようかと思っています。そぅいった猫を保護してもらう事はできますか?

by 大崎 美香 2019-10-07 18:48

最近、白黒の猫ちゃんが痩せてうろついています。荒尾市は餌やりすると飼っているとみなすとか追い払う位の対策しかなく僅かな対策をしているお店も引き取りはしていないし安易な餌やりはしないようにと言われました。大牟田市のセンターも今は一杯との事。私は年齢的に責任持って飼う事は無理です。駅伝をやらなければ飢え死にすると思います。そういう時
はどうしたら良いのでしょうか❔

by 鵜殿三代子 2021-01-05 09:10

ライフセイバー様に連絡が取れないと聞きました、今でも活動されてますか?私も個人で野良猫の避妊回収保護をしています。

by 新原秀光 2021-08-30 06:35