フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:大塚シェルター、移動譲渡会場車(幸せの黄色い車)・・・一般公開
大塚第一シェルター・四谷シェルター・立川シェルター・・・一般非公開
・猫の殺処分ゼロを目指し、行政(保健所、動物愛護相談センター)などから猫たちを
引き取り、ケアや手術を済ませた上で適正な飼い主に譲渡する活動を行っています。
猫の受入れ(行政・民間合わせて) 251 頭
新しいご家庭への譲渡数 290 頭
メンタル・体調共に、譲渡可能となった猫達は保護猫カフェにデビューします。奥では譲渡の面談中。
・猫のストレスに配慮した「幸せの黄色い車〜移動譲渡会場車〜」はホームセンターでの
開催数を増やし、また新たに総合住宅展示場などにもお声掛けいただいて、行き場のな
い猫たちの譲渡の機会を作っています。
会場では、パンフレット配布やスタッフ・ボランティアによる地域猫の呼びかけなど、
啓蒙作業も行なっています。
「人が集まる場所での譲渡会」と「猫達のメンタルに配慮する」事の、両方を成り立たせる移動譲渡会乗車(幸せの黄色い車)
・猫と住まいを考える取り組みの一環として、見守りサービスの実証実験を行っていま
す。IT企業さんからのご依頼で「高齢者でも安心して飼育ができる取り組み」を運用す
る側として、データの蓄積を行い今後のサービスに反映させていきます。愛猫と長く暮
らせる環境を作っていき、行き場がなく動物愛護相談センターへの持ち込みという結果
になる事態を防ぎたいと考えています。
・猫達と少しでも長く暮らしたい方のご要望に応える形で「ねこのゆめ〜成猫のお引き取
りと再譲渡事業〜」を行っています。毎月の小額積み立てで満額になれば「いつ・どん
な状態でも・何歳でも」東京キャットガーディアンがお引き受けして、里親募集もしく
は終生飼育をします。開始直後から、一括でのお申し込みを多数頂いており、高齢化す
る都営住宅や新築ペット共生マンションなどからも、「全体の問題として加入を勧め
て」いただいており、また高齢者のサービス施設からも、相談先の1つとしてご活用が
始まっています。
・不妊・去勢手術の専門「そとねこ病院」の運営で、過剰繁殖の抑制と地域猫活動を支
援。また、多頭飼育崩壊状態の場所からの依頼で、毎月数十頭を「そとねこ病院」で手
術し、譲渡活動または自宅飼育(適正な飼育になるように指導)を継続して行っていま
す。
・「猫付きマンション・猫付きシェアハウス」共に、新しいご家庭を待っている成猫達の
居場所として、運営を続けています。
「猫付きマンンション」88戸(88頭)、「猫付きシェアハウス」4軒(17頭)
終生飼育のご家庭に近い形で、里親を待つ成猫達
・全国の猫達の役に立つホットライン「ねこねこ110番」運営。警察署や学校施設など
への告知も開始。子猫を拾った方(ケアの方法や里親募集の仕方)、飼い猫の飼育相
談、ペットショップ購入の生体に関する質問、地域猫トラブルのアドバイスなど、質問
は多岐にわたります。
電話で助かる命もあると言うことが、日々実感出来ます。スタッフも毎週ミーティング
を重ねては、スキルアップを図っています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもお力添え頂きまして、ありがとうございます。
活動10年目を迎えました。
保護・ケア・譲渡・地域の猫の不妊去勢手術・多頭飼育崩壊案件受け入れなど、日々の課題は相変わらずです。多くの企業さんや自営業の方から、従来の形では考えられなかったコラボのご提案をいただくようになり、一つの時代が終わったような気がします。
「野良猫の拾い方」という本を監修させていただき、その作業の中で「巻き込まれて助けてしまい諦めずに次につなげる」方々の多いことに、改めて日本人は弱いものに優しい国民だと感じます。
「できることがあれば」と、お申し出をいただくことが多く、「一般の人が力を出しやすい方法を作る」ことが次の課題だと考えています。
ご無理のない範囲での支援、楽しく続けられる保護活動など、様々な方法をお見せしていけるよう、引き続き全力で取り組んでいきます。
「特定非営利活動法人東京キャットガーディアン」
http://www.tokyocatguardian.org/