みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.6は、兄弟で保護された「誉(ほまれ)ちゃんと要(かなめ)ちゃん」のお話です。
生後3.4日で育児放棄された2匹の仔猫でした。
たまたま保護してくださったのが、市内で保護猫の活動をしてくださっていた方の親戚の方で、すぐにベテランのミルクボランティアさんの手に委ねられました。
当初はとても弱っていて、ボランティアの方も「この子たちは助からないかも......」と思われたそうです。
でも、懸命な看護のおかげで元気に育っていくことができました。
けれど、保護してすぐに調べたFIV(猫エイズ)が2匹とも陽性と出ていたそうです。
私たち夫婦とこの子たちが出会ったのは、初めて譲渡会に彼等が連れて来られた時でした。
主人は以前に猫を飼ったことがありましたが、私は生き物自体を飼った経験がなく、ましてや小さな仔猫を飼うのには自信がありませんでした。
でも、愛らしくて小さな姿に片方の子を受け入れようかと考えた時、FIV陽性の話を聞きました。
生まれてすぐ検査した為に、母親の抗体に陽性反応がでている可能性がある事も伝えられ、数ヶ月後に再検査をした方が良いと言われました。
病気に関すること、感染のリスク、キャリアのまま長い時間を過ごせる可能性がある事、でも発症した際の場合の事......。
説明を受け、始めに決めていた子の受け入れる意思は変わらなかったのですが、もう1匹の子の事が気になり始めました。
「もし、この子がFIVが理由で受け入れる家族がなかったらどうなるんだろう......」
そう考えた時、この先ずっとこの子の事が頭から離れないと思い、兄弟で引き取る事に決めました。
トライアル期間を設けてもらっていましたが、もうわが子にする気満々でせっせと準備し、晴れて1週間後に正式に我が家の子に2人揃ってなりました。
それからは、もう主人と共にメロメロ。子供のいない夫婦2人の生活だったので、男の子が出来たら付けたかった名前をつけました。誉(ほまれ)と要(かなめ)です。
大きな病気もすること無く、いい子に育っています。
初めてのワクチン接種の時にFIVを再検査した所、陰性の結果が!夫婦共々、安堵しました。
陽性のままでも、最後まで家族として過ごす覚悟はしていましたが、でも、なるべく長い時間を一緒に居たい気持ちがありました。心から嬉しかったです。
今は2歳になり、2人ともイタズラしたり甘えたり。初めて猫を飼う私が、もはや2人の立派な母親にならせてもらいました。毎日、私たち夫婦を癒してくれています。
誉さん要さん、うちの子になってくれてありがとう。お父さんもお母さんも、君たちを心から愛しているよ。
(誉と要/2歳 ペンネーム:Homakanamama さんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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わぁ!!
すごく可愛らしいお顔ですね!!
誉くんと要くん、とっても幸せそう!!
優しいパパとママと出会えてよかったですね(*´ω`*)
これからも末長くお幸せに♪
by モモ 2018-10-06 18:20
んま~ あんなにちっちゃくて可愛くて、いたいけだったのに、大っきく育ったニャ~♥
も~猫又になるまで、兄弟そろって
長生きするにゃヨ~(^^)
by にあ 2018-10-07 00:26
こんなに愛されて、兄弟一緒に暮らせるのは、何よりの幸せだと思います!
by さび茶風 2018-10-07 11:41