フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:長野県長野市とその周辺
当会では、ここ数年、地域猫活動に本格的に参入してきました。
活動の地域が広範囲になってきて長野市の周辺の市町村に及んでいます。やはり山間部が多いので、無人駅や観光地の公園などに猫が捨てられたり、繁殖したりと増えて困っている住民の方からの相談が増えてきました。
ですが、行政もなかなか手が待っていなくて、地元のボランティアもいない状況の中、猫が嫌い、邪魔だという方の苦情に耳を傾けるという不公平な現状が有るため、どうしても餌をやっている方たちへの風当たりが強いという事が有りました。
私達はまず現場を見て、そこの市役所内の環境課に話しに行きました。
そこで分かったのは、助成金すら出ていないという事です。
猫の習性もあまり分かっていないので、不妊化手術の説明から始めなくてはなりませんでした。地域猫活動も進めていきたいと、地元の自治会に話しを持っていこうと努力しましたが、本当にそこは理解する方が少なく、難航、2年かかってもいまだにまともな話し合いの場が持てなくて困っていました。
ですがようやく最近になって地元の皆さんの協力もあり、メンバーの粘り強い頑張りもあって助成金が出ることや、話し合いを行う事ができるまでになりました。
まだまだ一歩くらいしか進んでいませんが、さらに理解を深めてもらうよう話し合いの場を増やしてもらって、せめて、公園に遺棄しない事、不妊化手術をして一代きりの命を見守ってほしいことを伝え続けたいと思います。
公園でこの春生まれた子達は保護して、里親募集のため譲渡会に出しています。
地域猫化を予定している公園
また最近増えてきた相談ですが、独居老人が入院または、施設に入るため飼っていたペットを何とかしてほしいという事が有ります。ケースワーカーさんやお医者さんも、今後飼う事は困難とみて手放すことを進めていく中でボランティアに引き取りを依頼してきます。しかし、私達は個人の小さなボランティアです。メンバーも皆仕事や家庭を持つ普通の家なので、引き取りや一時預かりにも限界が有ります。その中で、何とか引き取ったり、留守宅にお世話をしに行ったりというケースが増えました。病院側でも今後はこういう事が増えるのではと心配しています。高齢化、年配の方の飼うペットをどうするのか、犬や猫、鳥、ウサギなど様々ですのでその対応は深刻です。
最近は柴犬の子を新たな家族のもとに送り出しました。幸せになれて本当に良かったです。
定例となりました奇数月の譲渡会もさらに参加する一般の方も増えて9月は70匹以上となりました。
当日決まらなくても後からさらに希望者さんと話し合ったりして子猫はどんどん決めて行きました。これ以上不幸な子達が増えないように日々メンバーともども良いご縁を探して活動しています。
9月の譲渡会の様子
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆さまから頂きましたご寄付は保護した猫の避妊去勢手術の費用だけでなく病気のための治療費としても大変ありがたく使わせていただいています。
平均子猫で、譲渡するまでにかかる費用は3万くらい、大きな病気の子には一回の手術に10万前後かかります。
譲渡会で手作り品の販売などをおこなったり、募金箱を設置してはいますが、メンバーに頼るところも大きく、その負担は年々増えています。
日本中にはまだまだ不幸な猫たちがたくさんいること、ボランティアさんたちの多くは手いっぱいで頑張っています事をご理解いただき、さらなる支援をお願いいたします。
「こちら肉球クラブ」
http://w2.avis.ne.jp/~lee2san
熊本の殺処分の記事を見てここに来ました。
殺処分は、していませんが保護する場所も一杯になり現在は、野良猫は保護出来ないようです
安くで避妊手術しましたが市のその後の対応が??そのままにして下さい。と言われ困惑しました。地域猫としての対応も難しいような感じで餌を宅配する(義兄が野良猫に餌やっていたため義兄が亡くなり私は、県外に帰らないと行けないので!)事にしました。
肩身の狭い思いをしています。
猫には、罪は、無いのですが、たまに鼠や虫を採ったら見せに来てました!
田舎なのでうるさい地域です!
by スミちゃん 2018-12-07 01:06