[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：茨城県内　(土浦市・つくば市に拠点) ・ 福島

CAPIN外部から毎日のように寄せられる相談対応はCAPINの主活動の一つです。
相談で一番多いのは野良猫問題で、虐待など緊急度の高いものから対応していきます。
緊急度の高いケースの一つが子猫です。生まれて間もない子猫は大変弱く、すぐ対応しないと死んでしまうからです。
子猫のノッコとメッコは、民家の物置の中に数日間、赤ちゃん2匹だけでいたところを保護されました。

急を要する生後間もない子猫の保護

保護までお家の方が心配してミルクを与えてくださり、かろうじて命をつなぐことが出来ました。
生後1週間ほどでしたが、体重は平均の半分以下で９０ｇしかありませんでした。すぐに、ミルクやりができる会員さんに預かってもらいます。

清潔にして数時間おきに授乳する様子

深夜も数時間ごとに授乳しなくてはならず誰にでもできるものではりません。
ノッコとメッコはとても小さくて、ミルクを飲むのもあまり上手ではなく無事に育ってくれるか不安でしたが、2匹で支え合いながら頑張って成長してくれました。
そして、2匹のうちノッコに今回里親の申し出がありました。
CAPINシェルターの猫ボランティアさんでもある、I様のご家庭です。
初日から拍子抜けするほど馴染み、甘えて遊んで食べてと、全く心配なく2週間のトライアル期間を終え、無事ノッコは家猫となったのです。

里親見つかり甘えん坊な家猫になりました

里親様からは「我が家に来て2日目となりますが、早くも我が物顔で部屋を闊歩しております。ノッコちゃんには家族で楽しませて貰って、笑顔が増えました」といただきました。
え？メッコはどうなったかって？メッコはまだ里親募集中ですが、ノッコちゃんに負けず劣らず甘えん坊な美猫になっています。遠からず赤い糸が繋がることでしょう。

さて、CAPIN事務所のあるつくば市にも数は少ないですが野犬がいます。
野犬は警戒心が強く、成犬はまず捕獲できません。
しかし、子犬はまだ警戒心がなく好奇心が勝るため、比較的捕獲しやすいと考えられます。
つくば市K地区を徘徊する野犬夫婦が子犬を連れているという情報が入り、当会は急いで捕獲器を設置し、粘り強く捕獲を進めました。
犬は猫と違って広範囲を徘徊するだけでなく、知らない人の姿が見えただけで来なくなるなど、捕獲が大変難しいのです。
しかし、努力の甲斐あって、子犬が2頭捕獲できました。うち1頭はメスで、六花と名付けられました。痩せている上に、皮膚の状態が最悪でした。

捕獲直後の野犬の子犬

人馴れもしていないので、ベテランの預かりさんに預けます。病院に行き、シャンプーし、人馴れも進みました。

皮膚病治療と家犬修行

そして、その甲斐あって二人の娘さんがおられる素敵なご家族の元に行くことが決まりました。

新しい家族のもとで家犬として成長していきます

犬を飼うのは初めてだということで、犬の飼い方に関する本を購入して勉強しておられました。
それだけ六花のことを大事にしたいとのお気持ちなのだと思います。
六花は、このご家庭のかけがいのない三女として、娘さんお二人と共に強い絆を作り成長していくことでしょう。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
当会へのご支援を大変有難うございます。心よりお礼申し上げます。
当会が扱う野良猫・野良犬は、保護するまでの期間、ひどい環境で暮らしておりますので、大半が病気を持っております。
たとえば野良犬ですとフィラリアという蚊を媒介として心臓に寄生する寄生虫に必ず罹患しております。フィラリアを完治するには、注意深い治療を根気強く続けます。
この他、皮膚病やパルボなど、野良犬の保護は通院から始まると言っても過言ではありません。
実際、当会の予算の半分以上は病気の治療費です。このような状況で、皆様からご寄付をいただき、治療費に使わせていただいております。
保護猫犬の健康を回復して譲渡し、家猫・家犬にしていきます。
今後とも暖かいご支援をいただければ幸いです。

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「NPO法人　動物愛護を考える茨城県民ネットワーク（CAPIN）」
http://www.capinew.jp/