[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.29は、みんなに可愛がられたアビちゃんのお話です。

五年前の今ごろ、その子は突然我が家の庭に現れました。
ガリガリに痩せていて、でもどこから見てもアビシニアンにしかみえない綺麗な子です！



とりあえずご飯を食べさせて(我が家には保護猫ちゃんが他にもいるので、ご飯はよりどりみどりです(笑))、ネットで飼い主を探しましたが見つかりません。
その子も疲れていたのか最初は警戒していましたが、家の中に入りたがるので保護する事にしました。

ところが、それからが大変でした！
その子は心に傷を持っていたのか、人が近付くだけで噛んだり引っ掻いたりするのです。
しばらくはゲージの中に入れて、人に慣れさせる事から始めました。
どんなに引っ掻かれても噛まれても、絶対に怒らないで毎日優しく言葉がけをしました。
そのうちに私に甘えてくれるようになって、本当に可愛らしい子になってくれました。まだ他のねこちゃんにはシャーシャー言っていましたが、それも少しずつ慣れて、皆に可愛がられるようになって、私もほっとしていました。
もう新しい飼い主さんを探すのは無理だと断念して家で買うことにして、名前をアビとつけました。



ちょうど獣医の息子が2年前に開業して、落ち着いてきた去年の4月。
そろそろ我が家のねこちゃんたちの健康診断をしようとしていた矢先に、突然アビちゃんが心臓の発作をおこしました。
2週間頑張って生きてくれましたが、それまで私にしか触らせてくれなかったアビちゃんが、息子や看護師さんにスリスリスリと甘えてくれるようになり、最後は他の動物の飼い主さんにも可愛がられていたようです。



今でもまだ、アビちゃんの事が頭を離れませんが、これからも少しでも助けられる子がいたら、助けてあげたいと思っています。


（アビ／７歳くらい　ペンネーム: ジェリーリンさんより）

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スタッフより

みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。

保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード（Before）と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード（After）の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。

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