[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさま、こんにちは。
今回は、訪問アニマルコミュニケーションにご応募くださったNさんのお宅に行ってまいりました。
いただいたご相談はこちらです。

猫　男の子　9歳　ブンちゃん
お隣のRさんから、「会社の先輩が亡くなって、一緒に暮らしていた猫の預かり先を探している。一頭飼いが条件」と出張先にメールが入ったのが2017年の5月。Rさんは、あいにくの猫アレルギー。
出張先から、「お受けします」と返事をしました。
とても愛されてきた様子で、とても人懐こくて、可愛らしいブンちゃん。私はとても幸せです。
ただ、私は仕事であまり家に居なかったり、居ても用事をしていて放ったらかしだったり、また、父母に会って欲しくて無理に実家に連れていったりすることもありました。
ブンちゃんは、うちに来てくれたこと、良かったと思ってくれてるかな。ときどき、ごめんなさいという気持ちになります。
お世話してくださったRさんや、その会社の方に対する思いもあります。ブンちゃんの思いが聞けたら嬉しいです。

「こんにちは！ ぼくの家へようこそ。さあどうぞ入ってね。」
玄関のドアを開けると、笑顔のブンちゃんがすぐにお出迎えに来てくれました。



リビングに入るとお隣のＲさんと、猫１０匹と暮らしているというＲさんと同じ職場のお友達もおられます。私とフェリシモ猫部さんも入れて総勢5人の賑やかな会となりましたが、ブンちゃんは隠れることもなく、堂々とホストとしてゲストに平等におもてなしをしてくれています。
まるでお友達とのお茶会のような和やかな雰囲気の中、ブンちゃんのおもてなしぶりを見ていると、Nさんと暮らす「ふたりの家」を誇りにそして自慢に思っているのがよく伝わってきす。



Nさんとブンちゃんは同居し始めて今年で3年。
ブンちゃんは、迎えた当初からこのようにフレンドリーですぐに馴染んだそうですが、それとは対照的に独り暮らしの長かったNさんは同居に慣れるまで時間が掛かったそうです。

先輩が亡くなった後、最初は今回同席されたＲさんのお友達がブンちゃんを預かっていたのですが、猫１匹が長かったブンちゃんに猫１０匹の大所帯は向かないだろうと判断し、新たな家族を探していました。そこでＲさんがピンと来たのがNさんでした。
「Nさんとは猫の話をしたり、ご実家で猫と暮らしていたことも聞いていたので、猫好きということは知っていました。Nさんなら生涯ずっとかわいがってくれる方だと確信があったのですぐに連絡したんです。何よりこのお人柄です。」とＲさんは言われます。
心から信頼するNさんに大切なブンちゃんをお願いしたのです。
天国の先輩もきっと安心されたのではないでしょうか。



どんな質問にも丁寧にそして正直に答えてくれました。

では当のブンちゃんにお話を聞いてみましょう。

岩　ブンちゃん、Nさんとの暮らしはどう？
ブ　とっても心地いいよ。ぼくはここに居たいんだ。前の人とはいい思い出。
　　ぼくら（ブンちゃんと亡くなった先輩）の絆は結晶だよ。
　　ぼくはここで新しい結晶を作りに来た。
　　いろんな人を介してここにやってきたんだ。会いたかったよ。
　　ぼくら（ブンちゃんとNさん）は結ばれた仲間なんだ。

岩　暮らす人が変わるってどんな気持ち？
ブ　いろんなケースがあるでしょ。ずっと一人の飼い主の場合もあるし、
　　ぼくみたいに変わることもある。
　　外暮らしでいろん人に接する場合もあるよね。
　　どれが良い悪いってことは無くて、ぼくはこう。
　　ぼくはこれを選んだ、ただそれだけ。みんなそれぞれの生き方でしょ。
　　個々の選択だよね。
　　それぞれの生き方に良い悪いはないよ。

岩　Nさんのお仕事がすごく忙しい時にブンちゃんを迎えたから、
　　申し訳なかったって気にされてるけど。
ブ　ぼくは気にしてない。ぼくたち猫の視野は広いよ。そんなことは気にしない。
岩　今はお仕事辞められて次に向けての準備中みたいだけど
ブ　いいんじゃない。彼女の生き方だから。
岩　Nさんに何か伝えたい事はある？
ブ　ぼくらは仲間だ。これからもずーっと一緒。いつだってぼくが助けてあげる。
　　これがぼくの役割だからね。



なんて頼もしいブンちゃん！
「猫と暮らしているとお母さんと呼ばれたり、猫を子供のように言われたりすることがありますが、なんだかしっくりこなかったんです。ブンちゃんに『仲間』と言われてすごくよくわかります。ひとつの家に暮らす同居人みたいな感じなんです。」とNさんは仰います。
お互いの思いや考え方はぴったり同じですね。
ひとつ屋根の下に暮らす、精神的自立をしたパートナーとでも言いましょうか。ブンちゃんとNさんを見ているとそんな風に感じました。



ブンちゃんはNさんや先輩との結晶についてこんな風に説明してくれました。
絆の象徴である結晶は日々大きくなって他の結晶（他の猫と人間の絆）と繋がる。それはまるで地球に張り巡らされた水路のようになる。個々の絆が全体の絆に繋がるんだ。猫と人の絆は世界中を愛の水路で繋いで地球を覆う。

なんて素敵な仕組みなんでしょう。これぞ「ネコネコネットワーク」の真髄ですね！（ですよね、ブンちゃん？ 当たってますか、NNNの総司令官さん？）
宇宙から猫と人間の愛の水路を見ることができたとしたら、きっと地球はきらきら輝く水路が張り巡らされている美しい星なのでしょうね。想像するとうっとり。



Nさん、ブンちゃん、ありがとうございました。

後日、Nさまよりメールを頂きました。

岩津さんに来ていただいて、ブンちゃんがいろいろ考えていることがわかったので、意識して話しかけるように心がけていたら、ブンちゃんの意思表示がどんどんはっきりしてきたようで「僕はこう思うんだけど......」って言っているような気がします。
うんちがなかなか出ないブンちゃんにアドバイスを２点いただき、さっそく実行してみましたが、その時も意思表示がはっきりしていました。頂いたアドバイスの１つは、乳酸菌生産エキスと発芽玄米パウダーで、エキスのほうは気に入ってくれたみたいだけど、パウダーはまったく手を付けません。
もう１つ、おトイレをあたたかい所にということで場所を変えたのですが、ブンちゃんは気に入らなかったみたいでずっと我慢。結局こちらが根負けして元の位置に戻し、寒くないように工夫をしました。
なかなかの頑固者！ 毛並み艶々で元気いっぱいなのはうれしいですが。
相談しながら、コミュニケーションをとりながら、暮らしています。
仲間で同居人で、家族のブンちゃん。NNNの総司令官！？
少なくとも、Rさんやお友達のKさんはＮＮＮの仲間ですね♪

フェリシモ猫部からのお知らせです。
今年から「岩津さんに聞く！」コーナーのブログ更新は、月一回、第二金曜日になります。
次回のブログは3月13日（金）公開予定です。
引き続きよろしくお願いします。

■ LINEスタンプ→あーちゃんとお馬界の仲間たち
　第二弾ができました！→あーちゃんとほんわか仲間達

■ Instagramはじめました→　asakacyama

---

【お知らせ】
岩津さんがあなたのご自宅に訪問して、動物と対面でアニマルコミュニケーションを行い、その様子を当ブログ上で記事にさせていただきます。（プライバシーは守られます）

あなたも、岩津さんを通じてペットとコミュニケーションしてみませんか？　
費用は90分以内￥8,000 ＋神戸からの交通費（実費） となります。（※交通費を除く全額が岩津さんのご厚意により動物愛護団体に寄付されます。）
※なお、取材させていただくのは平日のみとなります。
詳細は、応募フォームをよくご確認の上ご応募ください。応募者多数の場合は抽選となります。奮ってご応募ください！⇒　応募フォームはコチラ。
※当選の場合はご応募から約１ヵ月以内にご連絡いたします。

※岩津さんへのお仕事の依頼や、お急ぎの方は岩津さんまで直接ご連絡ください。
お問い合わせ先はこちら⇒animal ＆ spirit communication
※こちらからお問い合わせいただいた場合は、猫部ブログの取材対象にはなりません。



連載が書籍になりました。
『猫があなたに伝えたいこと』（イースト・プレス）好評発売中。


一部の電子書店にて配信が開始されました。

■配信が開始された電子書店（一部予約段階の書店もございます。）

・Amazon Kindle
・BookLive!
・honto
・楽天Kobo
・Apple
（iTunesのブック もしくは iBooksアプリのStore から）
・紀伊国屋書店BookWeb
・ebookjapan


「猫と飼い主さんのための癒しの音楽」CDがキングレコードさんより発売されました。 くわしくはこちら→　『猫のための音楽』と『飼い主さんのため音楽』を収録した、おうちdeリラックスCD