みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.40は、お家を明るく賑やかにしてくれた「星(ティナ)ちゃん」のお話です。
4年前(2015年)の7月、台風が接近中で風が強い午後でした。
マンション横の植え込みの隅に小さな薄茶色の塊があるのを、当時小学2年生だった次男が見つけました。
初めは毛糸かロープの切れ端かと思ったのですが、近づいてみると子猫!
母猫とはぐれたのか、誰かに捨てられたのか、事情はわかりませんが、まだちゃんと歩けないくらい小さく、衰弱して鳴き声も出せない状態でした。きっと台風の風にずっと吹かれて、体が冷えきっていたのだと思います。
一緒にいた中学生の長女が、慌てて拾い上げて家の中に連れていき、とりあえずタオルでくるみましたが、我が家は猫を飼ったことはなく、知識も何もありません。
大急ぎで、SNSで保護猫活動をしている知り合いにアドバイスをもらい、ミルクを買いに走ったり温めたりと、てんやわんや......。
それが、今は我が家で「次女」として暮らす「ティナ」との出会いでした。
翌日、動物病院に連れていくと、生後2週間程度とのこと。「こんなに早く母猫と離されて、衰弱してしまっているから、長く生きられないと思いますよ。覚悟しておいてくださいね」と言われていましたが、素晴らしい生命力で克服、すぐにミルクも子猫用フードもたくさん摂るようになって、すっかり元気になりました。
手狭なマンションのため、当初は里子に出すつもりでしたが、面倒を見ているうちに情が移ってしまい、いつの間にか我が家の一員に。
長女が「星」と書いて「ティナ」と読む、というキラキラネーム(?)をつけました。
ティナが来てから、家の中が明るくなりました。当時小学6年、反抗期真っ只中だった長男は、猫にはかまってもらいたかったようで、何かと優しい言葉をかけて遊んであげる(もらう)ように。それがきっかけで、きょうだい同士の会話も増えました。
ケージのお掃除も、きょうだい3人で分担してテキパキとこなします。
猫を飼うことに難色を示していた夫でさえ、今は「ほかの猫より、ティナがいちばんカワイイよね」なんて言っています。
ツンデレで、男子の膝には決して乗らないティナ。ときどき気が向いた時にだけ、戯れてくれるのが嬉しくて、我が家の男子はメロメロです。
あんなに衰弱していた姿がウソのよう......。
ティナは女王さまとして、悠々自適な毎日を送っています。
ティナ、うちに来てくれてありがとう。これからも元気で、家を賑やかにしてね。
(星(ティナ)/4歳 ペンネーム: かなさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
⇒
投稿フォームはこちら
とてもきらきらとしたお顔のお姫様、ティナさん。元気に、健康に、みんなと仲良く過ごしてくださいね。
by もりちゃん 2020-02-17 14:03
毛布かロープの切れ端。。。
ソレも無料からぬコトですニャ~(^^;)
なにせ小さいし、からだ弱ってるから
動けなかったろうし、啼くことだって…
初めの頃こそシッポも黒くて細っこくて
まるでネズミちゃんのようだっ たのに…!
それがなんとまあ、目を見張るばかりの
見返り美ニャンに大変身ニャ~♥
どれほどかなさんから
たっぷりの愛情を注がれているのかが
よっく分かりますニャ♥
ティナちゃんよかったニャンね~(^^)
これからもかなさんにイッパイ甘えて
もっともっと幸せになるんニャよ~(^^)
by にあ 2020-02-19 16:10