みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.45は、不思議な出会いから家族になった「ウイ」ちゃんのお話です。
昨年の6月中旬朝、駅に向かって自転車を走らせていました。
某大人気テーマパークの駐車場脇にさしかかった頃、仔猫の鳴き声が聞こえてきました。気になって自転車を降りて仔猫をさがしましたが、フェンスの傍らの植え込みは除草されておらず、下草で全く姿が見えません。恐らくフェンス内側に居るはずなのですが、仕事にも遅れてしまうのであきらめてそのまま出勤しました。
仕事帰りにまた同じ場所で声が聞こえてきます。この日のその時間帯は駐車場にも車が入っていて、丁度パーキングのスタッフがいらっしゃったので声をかけて内側から猫を探してもらいました。
そして見つかったのが茶トラのウイです。
顔は鼻水で汚れ痩せていました。すぐさま病院へ連れて行くと、生後2ヵ月位の女の子で脱水症状と猫風邪と診断。我が家には、譲渡会で出会った1歳のナツメが居ましたので、その日からウイは隔離しました。
ナツメだけを可愛がりたい主人には「どーするの?」とイヤーな言い方もされ、飼ってくれる人を探すと伝えましたが、私は15年近くこの地に住んで、これまで仔猫を保護したり出会ったりしたことも無く、また仕事帰りに私が通るのを6時間近く待っていてくれたように感じてしまって、どうしても手放したくなかったのです。
ウイは風邪が良くなるに連れ、お顔も綺麗になって美猫に!
譲渡する話になると、私がスゴい顔をするらしく(私は全く普通のつもりでしたが)、主人の気持ちも段々変わっていきました。
「名前を決めたら?」と言うので、ハワイ語で美人・美しい=ウイになりました。
3週間後ナツメとご対面。別部屋に猫の気配を感じていたのですんなり受け入れてくれました。
すっかりかまってちゃんのウイにナツメは、何でも譲ってあげたり遊んであげたりしますが、あまりしつこいと教育的指導が入ります。
今でも、あの出会いは不思議です。普段は野良猫も一度も見たことが無く、住宅地からは少し離れている場所。
人に慣れた感じだったので、テーマパークに遊びに来たついでに捨てた?
通勤途中の人は沢山通るのにずっと助けてもらえなかったなんて、やはりウチに来る子だったのかな?
旦那と息子二人と雄猫の我が家に、お姫様のウイが来ました。
(ウイ/約4ヵ月 ペンネーム: みいさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
⇒
投稿フォームはこちら
確かに美ネコちゃんです。
みんなと仲良くね
by ペンギン 2020-04-25 12:14
縁というものはそういうものなのでしょうね。ひとつの命が救われ本当に良かった。その行動力に感謝します。
by 総総 2020-04-25 12:24
ウイちゃん、素敵な方に保護してもらって良かったね!ナツメ君と仲良くね!
by ジバにゃん 2020-04-25 16:54
3枚目の写真がとっても素敵です!
by hitomineko 2020-04-25 21:17