フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神奈川県平塚市とその周辺市町村
2年前のことでした。子猫を保護して、里親さんを探し、普通に譲渡しました。可愛い子猫だったので、すぐに里親さんも決まりました。
保護したばかりの時の元喜くんきょうだい。
4匹のうち1匹は既に譲渡され、残った3匹です。
里親さんは、子猫を元喜くんと名付けて、とても可愛がってくださいました。送られてくる写真を、私たちも楽しんでいました。
ところが1年ほど経った頃、里親さんから、猫アレルギーになってしまったと連絡がありました。絨毯を撤去する、空気清浄機を置く、などのアドバイスもしましたが、アレルギーはひどくなるばかりで、入院する事態になってしまいました。主治医から、猫を飼うことは自殺行為とまで言われてしまったそうです。猫を飼った経験もある方なので、アレルギーは心配していなかったのですが、体質が変わることもあるのですね。
里親さんを選ぶときは、将来のことも考え、注意深く選んでいるのですが、今までにも、里親さんがお若いのに、重篤な病気になったり、亡くなったりして、居場所がなくなった猫を引き取ったことがあります。幸い元喜くんは、まだ若いので、次の里親さんを探すことを承知していただいて、引き取りました。
かつてはうちにいた元喜くんでしたが、そんなことは忘れています。すっかり怯えた顔をしていました。
我が家に戻って来た元喜くん。怯えています。
暫くして、元喜くんも落ち着いたので、今年2月に、22歳の愛猫を亡くされた方に、元喜くんをお勧めしてみました。仕事上のお付き合いのある方で、お付き合いも長く、気心も知れた方で、愛猫のろちゃんをどれほど可愛がっていたか、よく分かっている方ですので、安心してお勧めしました。
元々顔立ちの整った子ですので、すぐに気に入ってもらえ、トライアルになりました。トライアルに入って元喜くん、また、怯えています。
新しい里親さん宅に行った元喜くん改めあめちゃん。また、怯えています。
無理もありません。信頼していた飼い主さんと離されて、違う家に連れて行かれ、やっと落ち着いたと思ったら、また、別の家に連れて行かれ、ボクは一体どうなっちゃうんだろう?と不安でいっぱいだったことでしょう。
里親さんからは、時々、写真が送られてきました。元喜くんは、雨の日に家に来たからあめちゃんと名付けられ、大事にされているのに、なかなか心を開かなかったようで、里親さんから、「この子、私のこと嫌いなのかしら?」と涙声で電話がかかって来たこともあります。一生懸命励ましながら、2ヶ月が経ちました。
「もう、大丈夫です!すごい甘えん坊で、いつも一緒に寝ています。いつも帰りを待っていてくれます。でも...主人にはまだ、なつかないんですけどね。もう、大事なうちの息子です!」と里親さんから、嬉しいメールが入りました。今まで、男性を見たことがあまりないから、仕方ありません。でも、きっとご主人の真心と優しさが通じる日が来ます!その日を私たちも楽しみにしています。
リラックスモードのあめちゃんです。ずっと幸せにね!
里親さん宅にもすっかり馴染んで、リラックスして眠るあめちゃんです。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも皆様のご支援に感謝しています。
私たちは、猫を譲渡したら、それで終わり、とは思っていません。里親さんとつながったご縁を大切にして、何かの時には、できるだけサポートしようと心がけています。
先日、里親さんから、「たくさんの猫を保護していらっしゃるのに、どうして、こんなに1匹1匹大事にしてあげられるんですか?」と聞かれて、そうなのかな?普通にやっているんだけどな、と思いました。でも、よく考えてみたら、経済的に余裕があるからなのだろうと思い至りました。医療費がかかる、フード代がかかる、と心配しないで、丁寧に猫を見てあげられるのも、経済的な裏付けがあるからなのだと思います。
これも、ご支援くださる皆様のお蔭です。頑張れ!と応援してくださるたくさんの皆様に期待に応えられるよう、メンバー一同心を合わせて頑張ります!
「湘南ねこの会」
https://shonan-nekonokai.com/