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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2020年08月12日

「こちら肉球クラブ」さまの活動レポート(2019年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:長野市とその周辺(北信地方)

私たちは里親募集・譲渡会開催につなげるためTNTAに力を入れてきました。Trap(捕獲)Neuter(不妊化手術)Tame(人慣れさせる)Adopt(譲渡する)という事です。
会主催の譲渡会に出して里親さんを見つけたり、ブログやTwitter・Facebook等で拡散によって新しい家族へつなげるなどの活動を中心にやってきました。

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2019年9月29日の譲渡会の様子

仔猫は出来るだけ母猫と一緒に、または生まれたばかりの子は、保護している他の母猫に授乳してもらうなど面倒を見させるなど感動の場面も見つつ育ててもらいました。この仔猫も無事行先が決まりました。

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親子一緒に保護した時の直後の様子

ほとんどは元気に育って9月の譲渡会で里親さんが決まり、10月からお届けをして、トライアルが始まりました。

ですが保護して懸命に治療をしたのに、救えた子と救えなかった子がいました。

その子はやせ衰え、雨にさらされていました。両手足の肉球はどこを歩いていたのか薬品焼けを起こしていましたが、一般の方の協力のもと、ギリギリのタイミングで保護されました。すぐに治療がはじめられると、何とか一命をとりとめました。

そして、一時預かりさんのもとで大事に育てられ、「ノア君」と名前を付けてもらい、体調も回復。無事に去勢手術も済ませて、10月に里親さんに貰われて、今は幸せになっています。

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ノア君体重も増えてすっかり元気になりました。

しかし、遅れて保護された「ノア君」の兄弟は、もっと悲惨な状態だったために、入院後2日であっけなくこの世を去りました。預かりさんが「ラト君」という名前を付けて、病院に迎えに行き、火葬をしてくれました。学ぶことの多い辛い保護でしたが、決して「ラト君」のことは忘れないと思います。

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ラト君と名前がついて1日しか生きられなかった葬儀の様子


<ご支援くださっているみなさまへ>
保護する子のほとんどが病気やケガをしています。動物病院などでの費用がかなり多くかかるためいつも困っていました。
私達の活動費はワクチン代や不妊化手術の他に治療費の方がはるかに多くかさんできました。そうした猫の保護活動にご理解をいただき支援してくださいます皆さまのおかげで安定したものとなっていますことに感謝申し上げます。
猫のような身近な動物がいかに過酷な環境のもとに暮らしているか、不幸な子達が多くいるかという事に心を寄せていただきまして、一匹でも多くの猫を幸せに、行政による殺処分を減らせるように頑張りますので、今後も私達のようなボランティアを支えてくださることを心からお願いしたいと思います。



「こちら肉球クラブ」
http://w2.avis.ne.jp/~lee2san/
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