みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.59は、動物との出会い方について教えてくれた「おはぎ」ちゃんのお話です。
実家で飼っていた犬2匹を連れての一人暮らしを始めて、半年程した春。暮らし始めた頃から見かけていてオスだと思い込んで「くろ助」と呼んでいた野良猫が、庭に4匹の子猫を連れてきました。
あまり良くない事と知りつつも、良いお乳が出るようにと、猫缶やカリカリをあげ、窓越しに猫の親子の観察をしていました。
それから程なく子猫たちが咳をするようになり、気になりつつも人の気配で逃げてしまうので捕まえることもできず、ただただ心配な日々。
そんな日が続いた、忘れもしない5月末の土曜日。
ふと物干しの窓から外を見ると、小さな黒いかたまりがぽつんと一人ぼっちでうずくまっていました。
そっと外に出てみるも、逃げる体力もないようで、小さな体全体で咳をして、目も目やにでぐしゅぐしゅに。
バスタオルでくるんで、保護した子猫が後の「おはぎ」です。
お世話になっている獣医さんの午後一の診察へ連れて行くと、精一杯のことはしますが、もしかしたら助からないかもしれません、と。
もっと早く保護できていれば、と後悔が押し寄せましたが、そこは信頼できる先生にお任せし、自宅へ帰りました。
4日程入院治療をしていただき、一命を取り留めた子猫。退院後も朝5時起きで薬やご飯のお世話をし、その後半年強は風邪をひいたり、なんだかんだと病院のお世話になりました。
私は猫アレルギー持ちだし、犬も小型犬とはいえ2匹もいるし、うちでは飼ってあげられないと思っていましたが、予想以上に体調の回復に時間を要したうえに、野良猫時代、何らかの原因で肺の上部分が潰れてしまっていて、心臓もそれに伴って正常な位置にないという、問題ありな子猫だったこともあり、情も湧きまくってしまった私は、一大決心をし、うちの子に迎え入れました。
子どもの頃からの猫アレルギーはなぜか発症せず、これが愛のなせる力だと。
今では先住犬とも程よい距離を保ちつつ、病院にかかることもなく元気いっぱいのおはぎ。
おはぎのおかげで動物との出会い方について考えるようになりました。
それまで、動物はペットショップで「買う」ものだったけど、もしも、また動物を家族に迎えることになったら、ずっと家族を探している子のお母さんになりたいと思うようになりました。
おはぎ、ありがとう。
これからも幸せにするからね!
(おはぎ/推定3歳11ヵ月 ペンネーム: なおみさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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おはぎちゃん、あんなだったのが
可愛く変身して、めちゃくちゃキュートですね
よくぞ保護してくださいました
おはぎちゃん、きっと心から感謝してますよ
猫ちゃんは(ワンちゃんもだけど)
賢いですから。
by ブラのママ 2020-11-07 17:58
なおみさんが、おはぎちゃんを幸せにしてくれたから、なおみさんも幸せになります!
おはぎちゃんがもっともっと幸せくれますよ!
by ジハにゃん 2020-11-07 18:38
なおみさん、おはぎちゃんを保護してくださってありがとうございます。
おはぎちゃんの生命力にあっぱれです。
保護した当初は、お世話は大変でしたが、そのぶん幸せをたくさん運んでくれますね。(^.^)
by ペンギン 2020-11-08 10:03
無償の愛の力はすごいにゃ😻
by Jepun 2020-11-08 11:05
可愛い猫ちゃんと主さんの無償の愛で胸が熱くなりました。おはぎちゃん良かったね。優しいお母さんに見つけて貰えて本当に幸せそうな顔。ありがとう。沢山の幸せに包まれます様に✨
by 名無し 2020-11-09 08:27