みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.60は、名前に込められた願い通り奇跡を起こした「藤美(ふじみ)」ちゃんのお話です。
ふーちゃんを見つけたのは旦那さんでした。
仕事中にトラックを運転していると、橋の所に小さな子猫が横たわっていて、その時はもう、車に轢かれて死んでいるのだと思ったそうです。
可哀そうに思いながらも通りすぎたのですが、30分ほどしてまたその道を通ったら、子猫はまだそこに横たわっていました。
まだきれいなままだったので、これ以上轢かれてめちゃめちゃになってしまったら可哀そうだと思い、川にでも流してあげようと車を止め子猫に近寄ったら、なんと頭をひょこっと持ち上げたそうです。
生きてる! 驚いて思わずそのまま保護して家に帰ってきました。
流血はしていませんでしたが、子猫は動きません。ぐったりしていました。
ちょうど仕事が休みで家にいた息子が、可哀そうだと病院に連れて行ってくれました。
病院に連れていくと、車に轢かれたダメージもあり今日の所は預かりますが、明日まで生きていないかもしれないと言われました。
何かあったら連絡すると言われて待つこと3日、息子が病院に行くと、子猫は一命はとりとめましたが、後ろ足が動かなくなっていました。
しかも、血液検査の結果、猫白血病の陽性でもあると告げられました。
後ろ足が動かない場合は、排泄も自力でできないかもしれないとも言われました。
ハンディキャップをたくさん背負ってしまった子猫
でも、私たちはこれも何かの縁、拾ってしまったので面倒を見ようと腹をくくりました。
2週間の入院の末に我が家にやってきた子猫。動物病院では手厚く看護してもらったようです。
元気で生きていけるように不死身になるように、名前は「ふじみちゃん」。
女の子だから漢字で書くと「藤美」にしました。
幸い、排泄は普通にできました。
問題は猫白血病。
うちにはほかに2匹の先住猫がいます。
猫白血病はウィルス性で感染するそうです。
しばらくは隔離してケージで飼うことにしました。
そして、家に来て6か月、避妊手術のため病院に行き、また血液検査を受けたら、猫白血病がなんと陰性になっていました。
まさしく不死身! 奇跡です。
後ろ足2つは動きませんが、元気で前足だけでも走り回っています。
先住猫のマロさんと濃姫と、これから仲良くしてほしいです。
(藤美(ふじみ)/推定3ヵ月 ペンネーム: 充嵯世(みさよ)さんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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涙が出てきそうになりました。無心にみつめるつぶらな瞳には信頼感がいっぱい。良い人たちに出会えて良かったね。
by JPの母 2020-11-21 14:35
ふじみちゃん、頑張ったね。
保護して頂きありがとうございました。
猫は今できることを、あるがまま受け入れて生きているんですね。
by ヤンヤン 2020-11-21 19:41
はじめ猫あがだいすき
by 仲谷 2020-11-22 12:47
私が言うのも失礼ですが保護してくださり感謝しています
by のだめ 2020-11-23 13:45
藤美ちゃんたら、
黒目がちでとびっきりの
べっぴんさんニャ~♥
猫白血病が良くなったのは
こりゃもおゼッタイに
充嵯世さんの愛の力に
違いにゃいですニャ(^^)
藤美ちゃん、これからも
イッパイイッパイ
可愛がられて長生きして
猫又ににゃるんニャよ~(^・^)
by にあ 2020-11-28 00:59
かわいい💠
by しむたひろこ 2021-08-12 19:21