フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所: 福島県内 郡山市、須賀川市、三春、他
①生後約2日で遺棄された仔猫8匹
4月24日協力動物病院さんの近く須賀川のゴミステーションに生後約2日のへその緒がついたままの仔猫が8匹捨てられていました。
協力動物病院さんの患者さんが箱に入れられ遺棄されているのを発見しました。
ゴミステーションでホッカイロの箱の中に生まれたばかりの仔猫8匹が遺棄されていました。
雨も降り始めたのでそのまま放置出来ず、自分ではどうにもできないと協力動物病院さんに持ち込まれたそうです。動物病院さんも困りアニマルライフサポート福島(以下、アニサポ)でお世話になっているボランティアさんに相談をしました。
今まで何度も遺棄された仔猫を保護しましたが、へその緒がついたままの状態の仔猫はボランティアさんも初めてでした。
へその緒がついた小さな仔猫8匹を育てるのに1人ではとても無理なので、いつもお世話になっているボランティアさんにもお願いして快諾を頂き3人で分担担当してくださることになりました。
それからは仔猫の授乳2時間おきに粉ミルクを作り飲ませたりしなくてはなりません。
哺乳瓶ではまだ早くシリンジを動物病院さんから頂きそれで飲ませました。順調にミルクを飲む子、飲めない子、オシッコ、うんちが出ないと、何度も病院に通い大変なご苦労をされました。暫くは皆さん自分の布団を仔猫達の側に置いて仮眠、体調を崩しそうになりながら、それは大変な約1ヶ月半でした。
遺棄された仔猫8匹のうちの3匹です成長し猫用ベットですやすや寝ています。
苦労の甲斐もあり仔猫8匹はそれぞれ順調に育ち、ミルクから離乳食に徐々に変わり体力も付き自力でご飯を食べてうんち、オシッコができるようになりました。兄弟で遊んだり喧嘩をしたりと人にも充分に慣れています。
お待たせしました!仔猫の里親希望の方達にお披露目出来る迄になりました!
シェルターで仔猫のお見合い中です。
母親猫の母乳で育った仔猫の体力には敵いませんが、ボランティアさん達が愛情たっぷり注ぎ育てた仔猫達は8匹皆元気一杯です!後はこの仔猫達を託せる新しいご家族、終生愛情を持って見て下さる方を探して譲渡させて頂きます!(その後お見合いで8匹中4匹はトライアル予約が決まりました!)
②障害のある猫チャチャ君
5月5日の午後、下半身が不自由な茶トラの雄猫チャチャ君、約1歳が協力動物病院さんからアニサポのシェルターに来ました。
チャチャ君を保護した方(3人)に経緯を聞くと3月27日朝、須賀川の保護者さん達の職場に足をひきずったまま歩く猫を発見し、様子が変なので保護しようとしたのですがその時は威嚇して逃げてしまい保護することが出来ませんでした。その日の夕方、近所の果樹園に隠れている姿を発見し、そこにフードを少し置いて帰ったそうです。その後は姿を見せませんでしたが、3月30日に職場の送迎車の下で動けなくなっているところを保護。直ぐに協力動物病院さんに連れて行き検査、治療諸々をして頂きました。
お尻の肉はけずれて雄猫だとわからないほど、泥だらけで酷く痩せていました。
病院からは『胸椎が圧迫されどこか高いところから落ちたのでは?下半身に麻痺があり回復の見込みがない、一生オムツで排泄のケアも必要、面倒を見るのは大変かも』と言われ保護をした方達が何度も相談をして、今は誰もチャチャ君の面倒を見ることができないので可哀想だけど安楽死をするしかないと思っていたそうです。
協力動物病院さんで預かるのも1週間くらいと言われていたそうです。
たまたま月末の為、アニサポで手術治療をお願いしていた書類(カルテ)を取りに協力動物病院さんに顔を出した時、先生から「この猫見て」と言われ会ったのがチャチャ君でした。
その時はもう治療も終わり身綺麗になってケージの中でキョトンとした顔で座っていました。
チャチャ君に協力動物病院さんで初めて会いました!
事情を聞きアニサポのスタッフにメールで説明と写真を送りました!
下半身麻痺の猫さんを今迄アニサポではお世話したことはありませんでした。スタッフの皆さんが下半身麻痺でも他に病気が無く元気そう、何より姿(写真)を見てしまってからは保護者さん達が今預かる事が出来ないからと安楽死させるのはとても悲しい...一度は助けようと病院に連れていったのだから。
一時的に保護する場所があれば...と言う事ならアニサポのシェルターで預かるのは?(実は今シェルターは猫さんの保護頭数が白血病の猫さんもいて20匹です)障害のある猫さんのお世話も初めてでしたが、スタッフの皆さんから大変なのは承知で声を揃えて預かっても良いのでは?との返事がありました。
シェルターで預かっている間に保護者さん達が引き取れる環境になるか、又どうしても無理なら新しい里親さんを探す方法もある、兎に角私達はチャチャ君のあのあどけない顔を見てしまったのだから、安楽死と言う選択肢はありませんでした。
協力動物病院さんに「暫くシェルターで預かりできます」と連絡をして、保護者さん達も協力動物病院さんからの連絡を受けてアニサポに正式にチャチャ君の預かりをお願いしますと連絡がありました。
そしてチャチャ君シェルターの保護猫さん達の仲間いりしました。
チャチャ君元気に動きケージで一休み中です。
食欲もあり動くのも素早く、新入りですが気も強く、人にも甘えてとても可愛いです。健気に頑張っています。
私達も猫さんのオムツ交換やオシッコ、うんち、観察記録、時々血尿だったり、尿が貯まってしまったり、うんちがコロコロ転がっていたりと色々初体験です。まだまだ不馴れですがチャチャ君お付き合いをお願いします。
そしてチャチャ君の保護者さん達がアニサポのシェルターに来て、他の保護猫さん達のお世話も一緒に手伝っています。
チャチャ君の一番の心配はオムツをしながらお尻を擦って移動しているので、成長とともに肉が盛上り尿道を塞がないか?ということです。
今は尿道に管が入っていますがその管が時々抜けてしまいます。いまのところ週一で協力動物病院さんに通院をしています。これからは管を外してもオシッコが順調に出て後ろの足が動く様にならないか、と希望を持ちつつ、チャチャ君と保護者さん達と協力動物病院さん、ボランティアさんスタッフとで頑張りたいと思います。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援頂きありがとうございます。新型コロナウイルス感染拡大防止の為3月から譲渡会を中止していました。6月28日から又新スタイルで開催予定です。
私達も新型コロナウイルスに感染しないよう十分気をつけシェルターの保護猫のお世話を毎日しております。これからまた仔猫の保護、譲渡依頼もありで益々時間が足りませんが出来る範囲で頑張りたいと思います、これからもご支援宜しくお願い致します。
「アニマルライフサポート福島」
http://alshukushima.jimdo.com/