みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.63は、クリスマスにお家に来てくれた天使のような「エル」ちゃんのお話です。
夫がいつものように出勤したクリスマス間近の朝、職場の出入口で大きな声で鳴きながらすり寄ってきた仔猫。夫から仔猫の写真と「すり寄ってくる〜」というメッセージが送られてきました。
病気療養中で家にいた私は「おめでとう! 君は今日から我が家の一員です」とすぐに返信していました。
本当に飼うかは別として、保護する気は満々。
すぐに車で5分のところにある夫の職場へ行くと、犬用のケージに入れられたキジ白の仔猫は、背中に羽根のような白い模様がありました。
1番に「あなたには羽根があるのね」と声をかけたのを覚えています。
家に連れて帰ると、ご飯を食べて、私の膝やひだまりで安心したように眠り、起きている時は肩にまでよじ登ってくるほどの人懐っこさ。
これはもう飼うしかないかな!
その日の夜には家族になることが決定していました。
翌日病院で診てもらうと、生後およそ3ヵ月ほどじゃないかということと、女の子だということがわかりました。
名前は、背中の羽根模様にちなんで、フランス語で「翼」という意味の「aile(エール)」から「エル」と名付けました。
我が家には超大型犬のレオンベルガーと、先住猫(その頃5ヵ月間の行方不明中でした)がいるので、仲良くできるか心配でしたが、仔猫の天真爛漫さが幸いしたのか、犬のレイ兄ちゃんとも、放浪から帰ってきた猫の兄ちゃんとも意外とすぐに慣れてくれ、今では3兄弟の中で1番のオテンバ娘です。
毎日、お兄ちゃんたちにちょっかいを出しては追いかけられ、レイ兄ちゃんには舐められてびしょ濡れになり、猫の兄ちゃんとはニャンプロをして大暴れ。
箱や袋に入るのが大好きで、届いた荷物を開封した後の箱チェックは欠かせません!
エルに会いにくる友人たちと笑い声で毎日賑やかになりました。
夜は私たち夫婦と一緒に眠ります。
寝る前に必ず、私の枕元でブランケットをフミフミしながらちゅぱちゅぱ舐めるので、それを見ると、お母さんのことを思い出しているのかなぁと少し切なくなります。
エルが楽しそうに遊んでいたり、ぽかぽかひだまりで安心したよう眠っている姿を見ると「我が家に来てくれてありがとう」という思いと同時に、「あなたは幸せだと思ってくれている?」と聞いてみたくなります。
病気で塞ぎがちな私の心を慰めてくれた、クリスマスに我が家に来てくれた天使です。
(エル/1歳 ペンネーム: アコさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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エルちゃんは翼の意味なんですね。クリスマスの、ノエルかなと思ってました。天使爛漫
和やかなエルちゃん、素敵💓
by 妖怪元気ババァ 2021-01-02 16:19
一枚目の写真からは既に「うちの子」感が出ています。運命ってこういうことをいうのですね。命を救ってくださってありがとうございます。
by 総総 2021-01-02 18:59
素敵な名前をもらったね🥺元気に長生きしてね!
by なーこ 2021-01-02 20:08
おめでとうございます、家族が多くなりうらやましい限りです❣たのしく過ごしましょう。
by ichiann 2021-01-03 09:07
エルちゃん、ほんとに、おめでとう🎁
素敵なパパさんから離れず、必死感の、写真が、今となっては微笑ましいです。
ママさんにも愛されて、幸せをつかんだんですね、
エルちゃんに、エールを送ります❗
by ブラのママ 2021-01-09 19:14