フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:長野県伊那市民家 及び箕輪町民家及び塩尻市民家
エピソード1 高齢女性の多頭飼育
長野県伊那市高齢者女性宅に通い始めたのは2019年7月だった。20匹近くの猫とゴミ屋敷に暮らし、出しっぱなしのお惣菜類や猫の餌は腐りハエがたかっていた。2019年12月5日に女性が入院しボランティア達で猫たちの治療と不妊手術保護にあたった。全頭鼻気管炎を起こしシラミがひどく皮膚炎もおこしていた。最後の猫を保護出来たのは2020年4月だった。
以降譲渡も進み6匹に対して大切にしてくださる家庭も次々見つかった。譲渡先からの便りがある度に心が和み、新たな意欲もわいてくる。
2020年6月現在6匹を引き続き保護している。
親戚縁者や市役所に支援を望めず多額の費用がかかり、お寄せ頂いたご寄付だけが頼りだった。
双方からお疲れ様の一言も無かった。
全国で高齢者の多頭飼育崩壊が問題となっているが、まだまだ行政側の意識が足りないように感じられる。
福祉関連から連絡があるのは常に最悪の事態の直前だ。
早期の情報共有が必要である。
エピソード2 長野県箕輪町床下からの子猫救出
2020年5月28日に床下から子猫の鳴き声がするとの情報があった。住人が床下を探したが1匹が亡くなっていたが、依然1匹の鳴き声がする。ボランティアが捜索にあたり6月2日に瀕死の子猫を発見。一刻を争う状況だったが回復。
大切にしてくださる家庭も見つかった。
エピソード3 塩尻市での多頭飼育手術
6月上旬に長野県塩尻市で多頭飼育(20匹)家庭から限界だからと引取り依頼があった。この家庭は一度20匹にまで増えたことがあり、すべて保健所に引き渡した過去があった。
今回は保健所に引取りを断られ、当会に依頼してきた。成猫の手術を提案し、6月28日に手術車を呼んで12匹の手術を行った。雌猫8匹のうち3匹が妊娠していた。子猫3匹は長野市の猫カフェが引取りを申し出てくれ、5ヶ月くらいの子猫5匹は8月に手術予定である。
この家庭は崩壊寸前であったと思う。
手術費用はこの家庭が捻出し、当会ではそれ以外の諸費用を負担するだけで済んだ。多頭飼育崩壊を未然に防ぐことができたのはよかった。
<ご支援くださっているみなさまへ>
ご支援くださった皆様、いつも人と犬猫との共生を考えるハッピーテールにご支援頂きまして心より感謝申し上げます。
今回もそうですが多頭飼育崩壊が起こってもレスキューのための資金は皆様からのご支援が頼りです。
どれだけ助けられているかわかりません。
今後も人と犬猫との共生を考えるハッピーテールをよろしくお願いいたします。
「人と犬猫との共生を考えるハッピーテール」
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