みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.71は、温泉施設で保護された人懐っこい「みく」ちゃんのお話です。
10月の終わりに、運命の出会いを果たしました。夜20時頃に、近くの温泉施設で温まり、帰ろうとした時のこと。
自動ドアの内側にあるベンチに、1匹の白黒のハチワレ猫が座っていました。
猫好きの私は恐る恐る隣に座り、撫でさせてくれるかな? と好奇心で手を出すと、猫は膝の上に乗ってきて、顔をペロペロと舐めてくれました。
あまりにも人懐っこい子で驚き、飼い主がいるのではないかと観察したところ、痩せて肋骨は浮き出ているし、汚れているようだったので、餌をあげたいと思い、ひとまず家へ連れ帰りました。
我が家には先住の小鳥たちがいるため、猫は......と思っていたのですが、この子のあまりの人懐っこさに心を動かされ、各々の生活スペースを分けることで何とかなるだろう、と考えました。
連れ帰った日に24時間営業のスーパーへ、バタバタと猫のトイレや餌を買いに行きました。美味しそうに餌を食べ、最初は猫を飼うことに反対だった主人にも擦り寄っていきました。
トイレの失敗もなく、初日から一緒のお布団で寝たがったので、体を拭いてあげて一緒に寝ました。翌朝には主人から「一緒に暮らしても良いけど、ちゃんと責任持って世話をしろよ」と、許可をもらいました。
ただ、飼い主の存在の有無が気になったため、保護した翌日に温泉施設に電話をかけて問い合わせたところ、捨て猫であることと、可哀想に思った従業員さんたちが餌をあげていたことを知りました。里親を探していたとのことだったので、うちの子として引き取りたい旨を伝えました。
それから動物病院で、既に去勢済みの3歳前後のオスだと判明しました。お腹に条虫がいたため、今は駆除薬を服用していますが、副作用も見られず、元気いっぱいです。
怪我や病気をできるだけしないよう、この子をしっかり見守りながら、2人と1匹と5羽の家族で生活していきたいと思います。
(みく/3歳 ペンネーム: のえみさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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幸せになった子のお話は本当に心か温まります。
by 総総 2021-04-24 12:27
みくちゃん、よかったね
可愛くて賢いみくちゃんが、ママとパパを見つけたんですね、
みくちゃんママ、パパ
よくぞ保護してくださいました
人懐こい仔は、危険と隣り合わせでもありますから、お家の子にしてくださって嬉しいです。
これからもずっと幸せにね、
みくちゃんへ。
by ブラのママ 2021-04-24 15:35