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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年05月24日

「NPO法人猫たちを守る十勝Wishの会」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:北海道帯広市

◎幕別町にて
親戚が亡くなり二匹の猫を託されたAさん。
「安楽死させてほしい」と言われていたようですが、それもできずに困り相談にみえました。
Aさんが住んでいる所に猫がいられるには期日があり、二匹は3才、5才
そのうち一匹は臆病な子で飼い主探しは容易ではありませんでした。
何度も足を運び、SNSで呼びかけをした結果、期日ぎりぎりに申し分ない飼い主さんがみつかりました。
今は二匹離れることなく広い一軒家でのびのび幸せに暮らしています。

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◎帯広市内
物置小屋で野良猫が子猫を産んでいると相談があり現場へ出向きました。
二匹の姉妹猫が数日遅れで出産し、合計9匹の乳飲み子がいました。
物置小屋は今後使えないとの事で、このままでは猫たちの居場所がなくなってしまいます。
母猫と一緒に捕獲を試みましたが、一匹を咥えて逃げてしまい捕獲できず。
その後、相談者とご近所さんが時期をみて保護、もしくはTNRする事に。

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保護した8匹は現在2チームに分かれ、3匹は子育て中の乳母猫に、5匹はミルクボランティアさんに人口哺乳で育てていただいています。
保護した8匹はすくすく育っており、7月には新しい飼い主さんの元へ譲渡します。

十勝帯広は野良猫への餌やりが多く、飼い猫も自由に外に出したり、避妊去勢手術をしない等
とくに高齢者はいまだに昔ながらの飼い方をしている人が多いため、このように毎年あちこちで子猫が産まれ、保護団体や保健所に持ち込まれます。
SNSに接点がない方向けに市や町内会の回覧板などで適正飼育の啓蒙を続けていきたいと思っています。

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↑多頭飼育崩壊からレスキューした「とんとん」
近親交配の影響で生まれつきの奇形、下半身不随です。4日おきに膀胱洗浄のため通院しています。



<ご支援くださっているみなさまへ>

いつもご支援ありがとうございます。
人口約16万人の帯広市で猫の保護活動を始めて12年目になります。北海道初の保護猫カフェを運営しながら行政や他の団体と連携を取りながら保護活動を行ってきました。
北海道の厳寒な環境下、生き延びて行かなければならない野良猫たちを一匹でも減らして行きたいと思っています。

施設も大きく維持費や冬場の暖房費は20万円近くかかり、保護猫たち(現在68匹)の飼育費・医療費は莫大なものになりますので、支援金は本当にありがたく感謝しています。大切に使わせて頂きます。

当会は大都市の団体に比べ引き取り数や譲渡数は多くはありませんが、いつも猫目線でいること、保護施設と言えども猫にとってストレスのない居心地のよい環境をいつもスタッフと共に考えています。
また、多少時間がかかっても一匹一匹確実な譲渡が私たちの変わらない信念です。

今後も「一匹でも多くの猫たちに希望(wish)を」の理念を崩さずに活動を続けていきたいと思っています。




「NPO法人猫たちを守る十勝Wishの会」
http://catcafe-wish.jimdo.com/
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