みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.75は、お誕生日のプレゼントに梨園からやってきた「なっちゃん」のお話です。
2年前の9月中旬のある日。
東京の自宅から栃木県まで、夫婦でドライブに出かけた日に運命の出逢いは待っていました。
その日は私の誕生日。毎年、誕生日には、その年のその時に見頃を迎えているお花を見に行くのが恒例となっていました。
近くのフラワーパークでお花見を満喫した後、これまた大好物の梨の直売所に立ち寄った時のことでした。陳列台には、ザルの中に様々な種類の梨がおいしそうに盛られていています。
「どれにしようかな~♪」と視線をずらしていくと、最後のザルには、なんとも小さくてかわいい小猫が!
思わず抱っこをさせてもらうと、腕の中でゴロゴロと言いながら、すやすや......。
聞けば、ある日梨畑に4兄弟で現れて、それから農家のご家族でお世話をされてきたとのこと。
そして、その子以外の3匹は、保護主さんが見つかり巣立って行ったとのことでした。
当時、既に保護猫2匹と暮らしていたので、子猫をだきながら目を輝かせていた私に対して、夫からは「3匹はムリやで」と満面の笑み......。
泣く泣く猫ちゃんにはお別れを言い、梨のみを頂いてお店を後にしました。その後、近くのお店で食事をしながらも、頭の中は子猫のことでいっぱい......。見かねた夫も、「じゃあ誕生日プレゼントやな!」と、ついに根負け! 既に直売所の営業は終了している時間でしたが、電話をしてみたところ、対応して頂くことができ、急いでお店に逆戻り。優しくしてもらった梨園のご家族に別れを告げて、東京の我が家へ。
先住の2匹の猫(中年おじさん)は、新たにやって来たおてんば娘にタジタジの日々ですが、程よい距離感でみんな元気に暮らしています。
子猫は「なっちゃん」と命名され、寒い時期は1日の大半をこたつで過ごす、立派な"こたつっ子"に育ちました。
(なっちゃん/2歳 ペンネーム: ししまるさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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なっちゃん、梨園だから なっちゃんですね、
ほんまもんのママ、パパさんに出会えて、ほんまによかった!
お店に寄ってめぐりあえる運命だったんですね、
不思議です、大きな先輩に大切にしてもらってよかったね。
by ブラのママ 2021-06-19 12:35