[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.77は、転々とした後、今の家族に巡り会った「とら」ちゃんのお話です。

とらとの出会いは、元々雌猫を保護シェルターからもらって飼っていて、寂しいだろうともう1匹飼うことにして参加した譲渡会でした。
その譲渡会のHPを見て家族で「この子がいいね」と言っていたのがとらでした。



なにせイケメンでしたし、「雌猫がいるから今度は雄猫がいいよね」って話で譲渡会に参加しました。
とらは、大人しく撫でさせてくれ抱っこもさせてくれて家族みんな気に入りすぐにうちに迎えたいとお願いしました。



うちに来る前のとらは、2年ほど野良猫でいたところを保護され、手当てをしたあと本当は野良に返すのだそうですが、人懐っこかったので保護された方が引き取られたそうです。
でも、お家の先住猫や犬との相性が悪く、また大人猫だったのでなかなか里親が見つからず、一度猫カフェに引き取ってもらいそこで里親探しをすることに。でも、そこでは他の猫とうまくいかず、体調をくずしてしまい、また保護主さんがお家に引き取られたそうです。しかし、先住猫や犬との相性の件もあり、結果、譲渡会に出るようになりましたが、とらも慣れておらず石のように固まり、また大人猫のため引き取りたいと言ってくれる方もいなかったようです。



うちに来た時も、知らない所に急に連れてこられたのが不安だったのか、「ワオーンワオーン」と3ヵ月ばかり鳴いていました。
うちの先住猫との相性もあまりよくなく、家族からは「とらはまた引き取ってもらえるけど、先住猫は行くところがないし、とらを返そう」と何度も言われましたが、私は一度迎えたからには家族だし、本当に可愛くて甘え上手だったので、2週間程度のトライアル期間を目一杯2ヵ月伸ばしてもらいました。そのおかげでなんとか仲良くしてくれるようになり、とらは正式にうちの家族になりました。



転々としていましたが、私と巡り会うための試練だったんだと今では思います。



私を母親のように思っているのか甘えてくるのがとても可愛いです。

（とら／4歳　ペンネーム: megurinさんより）

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スタッフより

みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。

保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード（Before）と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード（After）の2つを盛り込んでお送りください。
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