フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所: 主に神戸市内
私たちの活動は、みなさまのご支援で購入した捕獲器を使うことから始まります。
★10月以降は20匹以上のTNRがあり、一度にたくさんの捕獲器が活躍しました。
この時期はメス猫も妊娠していないことが多くて幸いです。
↑ 包んでいた布は洗濯
↑ 捕獲器は消毒薬に浸けてから洗浄
★飼い主は入院、退去命令が出た住居に残された猫を救出して保護・里親探しを継続中!
2匹は、すぐに捕まり里親が見つかりました。
あと3匹残っているはずなのに他の猫が全く姿を見せないばかりか、捕獲器を仕掛けても入りません。
諦めずに捕獲器設置を繰り返し、期限ギリギリで捕獲できました。
シェルターがなく保護をしない神戸猫ネットは、その猫たちの一時預かりを会員に呼びかけて協力してもらいました。
それは春のことでした。
猫のトイレがなかった部屋で押入れの寝具の奥にこもっていたのでしょう、体に染みついたひどい悪臭。
そして、心に傷を負っていたのか、猫はとても攻撃的でケージの掃除をするときもシャーシャー唸り、パンチが飛んでくる状態。
体を拭いてあげることもできない・・
この猫たちの里親探しができるのか不安を感じ、落ち込む日々が続いたそうです。
それでもケージを掃除して、毎日話しかけ、おやつをあげてと愛情をかけて接しています。
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(左)まだシャーシャー唸るザクくん
(右)ちょいちょいと手で触れようとしてくれるようになったちょいくん
そこに、短期間ですが、預かり子猫がやってきました。
それが良い影響になったかと思われます。
前途多難な預かりがスタートして9ヶ月、2匹一緒のケージから、別々のケージに移して家猫訓練は続いています。
すぐに人馴れして里親様が見つかる猫ばかりではありません。
1年以上時間がかかる場合もあります。
きっと心を開いてくれると信じて猫の世話をしています。次の春に譲渡会デビューできるといいのですが・・
★捕獲器でレスキュー
10月某日、商店街のアーケード屋根から降りられなくなった猫を助けての連絡が入り、近くの会員が駆けつけました。
現地でエサをやって見守っていた方と相談し、捕獲器を仕掛けて待つ段取りをとりました。
その一方で住民は消防署にも相談しており、翌朝、猫が捕まったらすぐに降ろす作業に出動してくれました。
こうして速やかに保護されたその猫は、もう二度とこのようなことが起きないよう、エサやりさんが家で飼ってくださることになりました。
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アーケード屋根から助けられて家猫になったパールちゃん
エサやりさん、地域の方、消防署の方、みなさんの連携も良かったし、地域猫への理解が進んできたようで嬉しくなりました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
全国のみなさま、いつも温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
私たちは「不幸な猫を増やさない」をモットーに日々活動しております。
動物管理センターに持ち込まれる乳飲み子猫の数が減るように、繁殖制限の重要性の啓発に努めますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
「特定非営利活動法人 神戸猫ネット」
https://www.kobenekonet.com/