ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年09月16日

「神戸ノラネコTNR実行委員会」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 神戸市、明石市、加古川市、高砂市、姫路市、徳島県

皆様の、温かい応援とご支援に心より感謝しております。

私たち「神戸ノラネコTNR実行委員会」は、2015年4月に結成した市民ボランティア有志の会です。メンバーは神戸市在住で、40代から70代の女性たちで構成。神戸市を中心に、加古川市、明石市など近隣の市や、今年度は徳島県での保護活動も行いました。

不幸な猫を減らすために、地域猫活動、TNR、猫の保護、譲渡を行っています。
2018年から、「神戸市 人と猫との共生推進協議会」の協力団体に登録。野良猫の繁殖制限事業を推進するためのサポート役をしています。

2020年度より公式サイトが新しくなり、メールでのご相談に対しても、責任をもって、迅速に対応をできるように心がけております。

保護猫の譲渡会については、コロナの感染予防をしながら、神戸・塩屋、高砂でそれぞれ月1回開催し、沢山のご縁をつなぐことができました。

kobenoranekotnrjikkouiinkai-20210616-01.jpg
<神戸・塩屋「しおみちゃんの家」での譲渡会の様子です>

【TNRと保護活動】
神戸市内で、猫のご相談事例。
あるお宅が引っ越しの際に、猫を数匹置いていってしまい、増えているとのこと。
すぐに、夜に現場に向かうと、猫達がウロウロしております。空腹のようで、捕獲機にもどんどん入っていきます。

その後、えさやりの女性の方もおられることもわかり、お話をしてみました。
「庭で餌をあげているうちに、どんどん増えて・・どうしてよいか、誰に相談してよいかわからなかった・・TNRの事も知らなった、早く知っていれば・・」と。

その女性の方には、お庭での、捕獲機の設置、手術後のメス猫の預かり、病気の猫のお世話などをご協力をいただきました。お庭で餌をあげていることで、ご近所からの苦情が激しく、お辛い立場にあったようです。猫がかなり増え、ご近所トラブルに発展しておりました。

私達も、チラシを作り、猫の不妊手術を行い、その印としてV字に耳カットをしていること、ルールを守ったえさやりを行うことで、野良猫のゴミあさりや、お庭を荒らす被害を防ぐことにつながることを説明いたしました。

kobenoranekotnrjikkouiinkai-20210616-02.jpg
<捕獲機に入った猫ちゃんです>

継続して活動している中で、隣接しているマンションに、母猫と子猫3匹がいると連絡が入りました。
母猫は空腹だったのか、別の場所に置いていた捕獲機に先に入ってしまい、急いで子猫3匹を保護いたしました。住民の方の協力で、スピーディーに保護できました。

kobenoranekotnrjikkouiinkai-20210616-03.jpg
<マンションのお庭にいる母猫さんと子猫ちゃん3匹>

kobenoranekotnrjikkouiinkai-20210616-04.jpg
<保護された子猫達、現在は皆幸せになりました>

kobenoranekotnrjikkouiinkai-20210616-05.jpg
<リターン後、子猫を探して鳴いている母猫さん。可哀想でした・・>

母猫はTNRし、元の場所に戻しましたが、鳴きながら子猫を探している姿は、胸が痛くなりました。
子猫達3匹は、保護し、現在は素敵な里親様の元で幸せに暮らしています。

猫が外で生きていくことはとても過酷です。不幸な猫を減らすためにも、頑張っていきたいと思っています。

その地域の個人ボランティアの方、住民の方、エサやりの女性の方と共に、力を合わせた結果、TNRは11匹、子猫は7匹保護いたしました。今後も継続しての活動をしていく予定です。

猫の問題への取り組みには、えさやりさんや住民の方々との、コミュニケーションが欠かせません。メンバーのそれぞれの個性を生かして、助け合いながら、信頼関係を築いていくことを心がけて活動をしています。



<ご支援くださっているみなさまへ>

私達は、メンバーの個人宅での保護になり、常時、40匹以上の猫がいます。また、活動地域での地域猫への餌やりも毎日行っており、ミルクやフード代、医療費に関しても、皆様のご支援が大きな支えになっております。ありがとうございます。

フェリシモ基金でご紹介、ご支援を受け、私達の存在を知り、興味や関心を持ってくださった方から、野良猫のご相談を受けることも増えました。一緒に考えて、一つずつ解決するうちに、地域で猫たちが幸せに暮らしていける結果につながり、それは、私達にとっての大きな喜びです。

野良猫に関して、1人で悩んでいらっしゃる方も多く、皆で助け合うと、大切な命を救うことができます。

こうして、ご紹介を受けることで、認知度がじわじわと上がってきており、心より感謝申し上げるとともに、責任の重さも感じています。

皆さまからいただく基金により、新しい家族へとつなぐ〝命のリレー〟にご支援・ご協力をたまわりますよう、引き続きよろしくお願いいたします。




「神戸ノラネコTNR実行委員会」
https://kobe-noraneko.amebaownd.com/
  • ツイート
  • いいね!