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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年09月29日

「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:大阪府

皆さまからのご支援ご協力、いつもありがとうございます。

関西地方、コロナ自粛宣言、さらに強化な緊急事態宣言、その延長や繰り返し。
外に出られない寂しさ、お友だちと楽しい会話もお食事もできない、海外旅行に行けない、実家に帰れない寂しさを癒すために、猫ちゃんワンちゃんの飼育人口がさらに増加しました。
繁殖業者は出荷すれば売れる!でバンバン繁殖させ、ペットショップに並べれば売れる、の現実。
でもコロナ渦、想像以上に長期化して、突然の減給や解雇で高額購入した猫ちゃんワンちゃん、棄てるしかない!の現実も多く発生しました。
高齢者飼い主さま、急な入院や入所で取り残されるケース、多頭崩壊も例年に比べ大幅に増え、法改正に伴い、繁殖業者の廃業や崩壊も例年比べ大幅に増えました。

ワンちゃんや猫ちゃんたち小さな命たちは、確実に人間社会の影響下にあり、その生死も生き方も幸せ度も大きく左右され、決められていく現実が如実に表面化、実感させられた年でした。

私たちワンハート大阪も、唯一の収入源であるフリーマーケットも中止、団体開催の譲渡会も実施できず、保護依頼は毎日入るのに、現金収入もなく、コロナ渦、長期化することでさらに厳しく追い詰められました。

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しかし、小さな命たちは待ってくれません。  
私たちは愛護団体です。
いつから母乳を飲ませて貰っていないのか、いつからここに捨てられていたのか、保護当時からすでに脱水症状や低体温で病院に駆け込む。
やっと2ccのミルク飲んでくれた、下痢をした、前回の授乳時に比べ体重が減っている、などなど、24時間体制での緊張が続く、生後数日~数週間、体重100g以下~200g前後の授乳猫ちゃんたち。
やっと300g越してくれたのに、体調急変して、急遽、病院診察!
無事に育ってくれるか?!祈るような思いで哺乳瓶で離乳食を食べさせ、お世話する生後1ヵ月程度の離乳食猫ちゃんたち。  

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最高45匹(2021/4/1~2021/6/6)の授乳や離乳食猫ちゃんを抱えました。 

そんな苦しい状況の中、ビビりさんだったり、触ることも許してくれない成猫ちゃんたちのための「終の棲家」として預かりメンバー宅一部、改装、より良い環境を作るため、その資金をご支援ご寄付頂くためのクラウドファンディングに初チャレンジしました。
もしどなたからもご支援頂かなかったらどうしよう!大きなご批判を受け、今までずっと支え、ご支援下さっていた方々から見放されたら、クラウドファンディング3ヶ月近くの長丁場、仕事や家庭を抱えながらの愛護活動の中、最後まで頑張れるか!?
大きな不安と葛藤でした。 

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でも、沢山のご支援者さまたちのお陰で、5月始め、クラウドファンディング目標額達成となりました。

中止を余儀なくされた譲渡会も、コロナ対策をしっかりして、時間予約制で実施しました。
沢山のご支援者さまたちからの高価なミルクや離乳食など沢山のご支援を頂いて、スクスク成長してくれた猫ちゃんたちがステキなご家族にお迎え頂きました。

ビビりさんで抱っこも難しく、そんな猫ちゃんの状況すべてご理解頂き、それでも家族として迎えたいとおっしゃって下さった里親さまたち、今もなお、少しずつ少しずつ時間をかけて向き合って下さっています。

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繁殖業者崩壊でやってきた「カフェオレ」ちゃん  

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引き取り当初は触ることもできず、でしたが、保護から2年経過して、やっとやっと優しい里親さまにお迎え頂き、私たちは里親さまたちへの感謝と感動で胸がいっぱいになりました。

私たちは、長年、個人で活動していたメンバーたちが集まり、資金もなく、2012年、「みんなの力をひとつに・・・ワンハート 犬も猫も人間もひとつの命・・・ワンハート」をスローガンに団体として立ち上げました。
自分たちが好きで始めた活動、団体立ち上げて9年目。
昨年からのコロナ渦のお陰で、沢山のご支援者さまたち、沢山の里親さまたち、小さな「命」繋ぐために勇気と行動をもって必死に繋ごうとして下さった個人保護主さまたちやセンター職員の方々、多くの方々の力が結集し、支えて下さっていたからこそ続けてこれた活動だとヒシヒシと実感、感謝の想いがさらに深くなる年でした。

日本が世界人類が、目に見えないコロナという脅威に晒されて、死への恐怖、先の見通しが立たない不安や恐怖の中に。
医療従事者の方々始め、多くの方々がみんなのために勇気をもって行動して下さいました。
猫ちゃんやワンちゃん、小さな命のために、力をお貸しくださる方々が沢山いらっしゃいました。
小さな団体ワンハート大阪、沢山のご支援者さまたちに支え助けて頂きました。

ひとりではできないことも仲間が集まれば、出来ることが増える!繋がる「命」が増える!
私たちの合言葉、まさにその輪が大きく拡がった!!小さな命を愛おしく感じ、大切な家族として終生、一緒に!
そんな想いをしっかり持って下さっている方々が増えた、の実感でした。

まだまだ油断できないコロナ渦。
「命」の尊さを実感させられたパンデミック。
だからこそ、みんなで力を合わせてちっちゃな「命」をも守れる社会になるように、いつかきっと殺処分という言葉が死語となり、愛護団体が必要のない社会になりますように。
多くの方々の支えやご協力ご支援、ご尽力で繋がっていく、ちっちゃな「命」がもっともっと増えますように。



<ご支援くださっているみなさまへ>

特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪は、少しでも小さな命を助けたい!と願う個人で活動していた仲間が集まってできた小さな団体です。
センターや一般保護主さまからの引き取り、TNR活動を行っています。

一般保護主さまが偶然出会って、保護して下さった猫ちゃんたちは、目風邪や鼻風邪はもちろん、脱水症状を起こしていたり、月齢が小さな猫ちゃんは、24時間体制での授乳、さらに体調急変が多く、目風邪後遺症からくる手術などなど医療費が想像以上にかかります。

皆さまからのご支援ご協力は非常に心強く、猫ちゃんたちの医療費を優先、何度となく救われました。
本当に、ありがとうございます。 
心より感謝申し上げます。
小さな力ですが、ずっと続けていく事で、少しでも辛い悲しい時間を過ごしているコたちの手助けをしたい。
そして、いつか、捨てられるコや殺処分がなくなって、わたしたちのような活動が必要なくなる事を願ってやみません。



「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」
https://oneheartosaka.wixsite.com/oneheart
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