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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年09月06日

「特定非営利活動法人C.O.N」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:尼崎市

これ以上野良猫を増やさないようにと、私たちは、TNRや地域猫活動を通じて、長年にわたり、ノラ猫の不妊手術を行ってきました。不幸な命を増やさないために、ですが、不幸な命を生み出す蛇口は止まりません。
商品として大量生産される犬猫たちや多頭飼育崩壊。そして、飼い主の高齢化で、飼育放棄された犬猫たち、と、行き場の無い犬猫はあふれています。

2016年から本格的に多頭飼育崩壊に取り組み、福祉との連携など一定の成果を感じていたところ、高齢者とペットのSOSが急増してきました。
飼い主さんが急病で倒れたり、亡くなったりで、飼っていたペットが置き去りになっているという急を要するものばかりでした。

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小太郎の飼い主さんも、急病で救急搬送されました。動物病院や他団体にも協力してもらって、福祉の現場の方からのSOSに何とか対応することができました。
一人暮らしでペットを飼っている高齢者さんは、入院が必要になっても、ペットが心配で入院を拒む方がいるそうです。よけい病状が悪化し倒れてしまう。

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「猫がいるから入院したくない」シロの飼い主さんもそんなケースでした。
倒れて2日目、福祉の方といっしょに部屋に入り、怯えきったシロを捕獲器で保護しました。

福祉の方が「シロは無事だよ」と伝えたら、高齢者さんは、病気のためか、「シロって誰や、知らん」と言ったそうですが、「ほらシロだよ、保護してもらったよ」と写真を見せたら、目もあまり見えないような容体で涙を流したと聞きました。
報告のため送ったシロの画像をプリントアウトし、病院の飼い主さんに見せてくれた福祉の方の想いは、私たちにも伝わるものがありました。
気にかけてくれる福祉の現場の方がいて、なんとか命をつなぐことができましたが、時間がたって、ペットが亡くなっている事例も多くあるようです。
今よりもう少し、人もペットも安心して暮らせる道はないのか、ということが私たちの課題になりました。
引き続き、多頭飼育問題と高齢者とペット問題に取り組んでいきたいと思います。
これ以上、不幸な命を増やさないためにも。

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<ご支援くださっているみなさまへ>

いつもたくさんのご支援をいただき、ありがとうございます。
行き場のない犬猫があふれている中、動物愛護の分野には公的補助がほとんどありません。
皆さまからご支援は何よりありがたく、心から感謝しております。
犬猫たちのために、という皆様の気持ちを、現場でしっかりと活かしていきたいと思います。
1匹も見捨てない仕組みを実現できるように、今後も取り組んでいきたいと思います。
これからも、犬猫たちへのご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。



「特定非営利活動法人C.O.N」
https://ameblo.jp/cat-operation-net
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