フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:長野県伊那市 および長野県上伊那郡箕輪町
エピソード1
いつもご支援ありがとうございます。4月から6月は特に猫の相談が増える時期です。
2021年4月TNRに入ったえさやりさんからさらに数多くの猫の猫が集まっているお宅があるとの話を聞き、そのお宅の訪問を開始しました。
庭には10匹以上の猫がおり、入れ代わり立ち代わり猫が現れるのでそのお宅もどんな猫が来ているのか把握しきれていません。近隣から苦情も出ていてお隣は猫が入れないように物置など金網が張ってありました。
全部で20匹くらいと思われました。翌日から捕獲開始のはずが私が帰った直後に出産した猫もあり、その子猫たちは育つことはありませんでした。
外で産まれた子猫は全員が無事に育つことはないしえさやりさんも産まれても死ぬのが普通のことになっています。
えさやりさんは頼ってたどり着いた猫たちを追い払うことなく餌を与えてくれて、本当に心優しい人なんですが
どうしても餌の質が悪くて 猫たちは健康的とは言い難く、ほぼ全頭がやせてシラミだらけ風邪ひきの状態でした。
そのなかでもとくに状態が悪い猫5匹を引き取りました。
健康を回復させるのに時間がかかり6月で譲渡できたのは1匹のみ。
その猫も譲渡後も病院に通ってもらっています。
残り4匹は預かりボランティアの元で体力をつけ譲渡の時を待っています。(2021年6月現在)
他にも何ヵ所も同時にTNRを行っているため4月から6月にかけてTNRできたのは13匹のみ。状態が良くないので手術と同時に持続性抗生物質を打っている状況です。
まだ5、6匹以上未手術の猫や新たに産まれてしまった子猫もいます。そのため引き続き手術を進めていきます。
エピソード2
2020年から手術に入っている認知症の男性のお宅。
餌やりの猫が数匹いて手術を進めてもらいたいとの社会福祉協議会からの依頼でした。
本人によって捕獲器が片付けられてしまったりして、なかなか手術が進まず、未手術もあったため2021年5月に出産してしまいました。
幸いなことに屋内で出産したため子猫は保護し、母猫は不妊手術をしてリリースすることができました。
子猫は預かりボランティアの元で譲渡の時をまっています。(2021年6月現在)
えさやりさん、多頭飼育崩壊におちいっている人たちはおおむね経済的に苦しく、地域から孤立していることが多いです。
皆様のお力を借りて保健所、福祉関係者と連絡をとりながら、人にも猫にも優しい環境になるよう努めてゆきたいと思います。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもハッピーテールを応援くださり心より感謝申し上げます。
皆様のご支援があるからこそ活動できております。
今後もよろしくお願いいたします。
「人と犬猫の共生を考えるハッピーテール」
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