[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

ちょっと困ったお顔のゆずちゃん。
自分を保護してくれたパパママや仲間の保護猫たちと暮らしているのは、海が見えるおうちです。



そう、5年前の2月に当ブログで紹介したおうちです。

石川文明・寿摩さん夫妻は、17年前に南房総に移住してきて以来、海辺をさまよう飼い主のいない猫たちの保護譲渡をコツコツ続けてきました。
その努力が実を結び、ようやく、近辺でさまよう猫を見なくなったと言います。

5年前にご自宅に伺ったときにいた8匹は、今は5匹に。
ゆずちゃんやちび丸ちゃん、すずちゃん、サビちゃん、4年前に押しかけてきたミーツ―ちゃん。



仕事場のオーシャンパークのほうは、長毛黒猫もこちゃんと、サビ猫さびたんちゃんが元気に看板猫をしています。



もこちゃんは、9年前にパークに迷い込んできた猫。



さびたんちゃんは、3年前に置き去りにされた猫でした。



で、5年前にはなかった新名所が、2階に！



ダイビングスクールの建物の外階段を上ると、海雑貨＆BAR『Aperitivo（アぺリティーボ）』のショップになっています。



小さなお店なのに、もうそこは、海！
石川さんご夫妻が世界各地から集めたり、作家さんやスタッフ手作りの、海に関する雑貨がいっぱい。
12月は、クリスマス＆ギフトフェアを開催中。ワクワクの空間です。



入り口近くに、ひときわ目を吸い寄せられるコーナーがあります。
クリスマスフェアと併せて、「保護猫のためのチャリティーフェア」のコーナーなのです。
このコーナーの売り上げは猫たちのために全額寄付されます。

猫をこよなく愛する北海道在住の作家さん＠palupalu.hawaiiさんからの提案で、地元作家の＠marine_yasudaaさん、なじみ客の＠shizu_glass_seaさん、スタッフの流木作品作りの名手ブボイさんも参加。
南房総の貝殻リースや、北海道のきれいなウニの殻の瓶詰や、流木サンタさんなど、どこにもないチャリティーグッズがここで見つけられます。

そして、先週土曜の夕方から、オーシャンパークから車ですぐの小高い丘で、すてきな催しが開かれました。



丘の上にある「Leaf＆Root」というコミュニテイーを主宰する、世界的なフルート奏者の深津純子さんとお仲間のミニコンサートです。



開演前に、特製カレーをお皿によそっているのは、須摩さん。



カレーの売り上げも、保護猫のために全額寄付されます。
とってもとってもおいしかった！！



コンサートが始まりました。
深津さんのフルート、インドの打楽器タブラ、ギターの変幻自在の美しい調和に、うっとりと酔いしれました。



コンサートのラスト近くで、深津さんも私たちも、大笑いの場面が。
深津さんの飼っている烏骨鶏のチャー子ちゃんが、会場にきていて、演奏に合わせて高らかに「コーコッコッコー！」と鳴き声で参加したからです。

チャリテイー雑貨とカレーの売り上げは、クリスマスまでに、地元で保護活動をしている2か所に寄付されます。
「パークの近くではもうノラの姿は見なくなりました。私たちが世話をしている猫はそんなに多くはありませんから、地元で保護活動をなさっている方に使っていただきたい。房総での取材も多い佐竹さんに、寄付先をご紹介いただけたら」と石川ご夫妻の問い合わせをいただいて、2カ所ご紹介し、私もチャリティーに参加して楽しい半日を過ごしました。

猫が縁で、繋がっていく、あたたかい人の輪。
輪に参加できた幸せを感じています。

フルート奏者の深津さんも、ご自宅で、迷い込んできた猫と暮らしていらっしゃるのだとか。
取材OKいただきましたので、お楽しみに！

海雑貨＆BAR Aperitivo
館山市西川名８４９－４
不定休
９：００～１７：００

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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。


『猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを


『寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。


『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。


『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。


『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！