フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所: 鎌倉市内、逗子市、葉山町、横浜市、藤沢市他
1 エピソード1
鎌倉市大町で捕獲収容中に重病猫1頭死亡を含めた全19頭の猫達のTNR実施
活動完了 2021年4月10日
飼い主不明猫の世話することで住民間に対立が起き、長年不妊化手術が進まなかった地域からの支援依頼を受け、事前調査の上で猫達の世話をする高齢住民に不妊化手術を説得して合意を得ました。
地理的には餌やりする住民の家の周囲は開けている為に、この家の了解なしでもTNRは可能と思われましたが、トラブルが起きると現状よりもTNRが遅れて新たな出産に結びついてしまうために、正攻法が最良と判断しました。 最終結果は10頭のメス猫の5頭が妊娠していた!
猫世話当人とは当初接触自体が難しくて、数回の無言門前払い後にようやく面会して、会話が始まりました。
本人の経済的理由を考慮して手術費用の負担を求めず、事後に一般からも寄付を募ることにして交渉して基本合意に至る。 その後作業に入ったベテラン女性陣の上手な説得により、捕獲全頭の手術を完了。
捕獲した最後19頭目の雄猫は重度の怪我をしていることが病院で判り、入念な治療を受けましたが回復出来ませんでした。最後を看取り、火葬後に多くの猫達が眠る合同墓から大地に帰りました。
2 エピソード2
2021年5月13日鎌倉市浄妙寺地区の菜園道具小屋で出産した母猫と4頭の仔猫達の保護活動
鎌倉市のランドマーク鶴ヶ岡八幡宮が材木座海岸滑川交差点から北東2㎞の一直線の道路で結ばれた位置にあります。途中1.5㎞の位置にJR鎌倉駅が在り繁華街の中心になっています。
八幡宮の周囲は標高差30~40mの樹木の多い地形で、東西に走る県道から枝別れして両側に民家が並ぶ狭い道路は山間に延びて行き止まり、谷戸と呼ばれます。
エピソード1のTNRを行った大町の現場は、鎌倉市のランドマークでもある鶴ヶ岡八幡宮を基点にすると東に600m南に900m程の谷戸にあり、今回のエピソード2浄妙寺地区現場は同じく東に800m南に500mの谷戸にあります。
2か所はほぼ同じ標高で、大町は海側、浄妙寺を陸側に分ける標高70m程の高台で別けられていて、その距離は約450m、猫達の毛色や特徴も別れています。
大町側は黒猫やキジトラなどが多く、浄妙寺側はミケ猫やシロ猫で顔立ちの類似が目立ちます。
2021年5月13日朝に保護依頼を受けて即出動。 現地までは5分の距離。
到着時は雨で、菜園の奥50m程にある小屋まで足音を気にせず接近、母猫が食餌に出たのか小屋の中では幼児猫(生後1週間)4頭だけが日除けシートの上で川の字に。
当初から母猫に母乳飼育を想定していたので、母猫が戻った際に捕獲した後幼児たちを保護する段取りで、物置入り口の雨の当たらない所に捕獲器をセット。
1時間後に戻った母猫は当初捕獲器の中の餌を見つつ周囲をぐるぐる巡り、ようやく約30分後に確保。
当日に母子5頭を保護と獣医さんの診察を受けました。母子とも異常なし!
母猫のへの高栄養食餌を重点にケージ内での保護を開始できました。
初めての動物病院で
保護ケージでリラックス
<ご支援くださっているみなさまへ>
ご支援をありがとうございます。
皆様のご厚意により私達猫・動物保護団体の活動が大きく勇気づけられています。
皆様に感謝し、更に活動に邁進いたしますのでご支援よろしくお願い致します。
「NPO法人キャットネットかまくら」
www.catnet-kamakura.jp
2005年にご縁があり白キジ猫の男の子。好奇心旺盛で元気いっぱい。保護して下さり家族の大切な末っ子ちゃんとして過ごしました。活動応援してます。
by カイト 2022-07-22 00:04