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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年02月03日

「公益財団法人 日本アニマルトラスト」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 大阪府豊能郡

今年は去年に比べ、多頭崩壊が多いです。
最期までみていただきたいのですが、高齢の為や急な病気など不可抗力な事情が起こり保護に至るケースもあれば、ネグレクト状態の多頭猫崩壊へのレスキューも多いのも事実です。

その1つを紹介します。
猫ちゃん達との出会いは1年近く前です。ある地域の地域猫の会の方からのご相談を受けました。エサもろくに与えず、水も入れていない、何故かケージで隔離をしフリーにはしない、糞尿もろくに掃除をしていない。保護してもらえないか?と連絡を貰いました。
飼い主がいるという事で、勝手に引き出す訳にもいかず、まずは現状を把握する為、コンタクトを取り現場へ行きました。

人の問題が一番解決するには難しい問題です。話をすると、フリーにする・水もあげる・掃除もする・保護してもらわなくても大丈夫。毎回この繰り返しみたいでした。私たちはとりあえず、部屋の掃除、ケージの撤去、部屋を猫が過ごせるように少し改築させていただきました。その後は猫の会の方、保健所、警察で状況を経過観察していくとの事で1回は終わりました。なぜ警察?と思われるかもしれませんが、その家の外に段ボール、シートで覆っているものがあり確認すると、白骨している骨や、白骨しかかっている猫ちゃんがその中に入っていました。目を疑いました。強烈な怒りを覚えました。問いただすと、亡くなった子だ。どうしたらいいかわからなかった。などの理由を話し出す飼い主。遺棄の可能性や虐待の可能性もあり警察にも介入してもらいました。
スタッフでその箱から全ての骨を出し、施設に持ち帰り供養させていただきました。

しばらくすると、連絡を再度いただき、元の現状に戻っている。。。。。

もう流石に無理です。警察・行政と協力し事件として動いてもらい、所有権の破棄など全てクリアにし保護へ向かいました。

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ゴミが沢山あり、エアコンもきいていない部屋

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1匹づつ捕獲します

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怖がりな子。狭いケージに2匹。水皿は捕獲当日にいれました

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降ろしたキャリーの一部。

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合計17匹保護になりました。

施設に着くと健康チェックを済ませ、その子にあった治療や食事を与え状態の回復につとめます。
1つのお部屋で検査後フリーに。まだ慣れるまで時間がかかりそうです。
部屋の全体です。ここに10匹以上隠れています!
猫扉から庭に出ている子もいます。

なつきにくい子、人なれしている子様々ですが、やっとこの子達の猫生がスタートできたように思えます。目一杯生きて、その子だけの家族を見つけてあげ幸せな猫生を全うできるように頑張ります!!


<ご支援くださっているみなさまへ>

日本アニマルトラストの活動にご理解・ご協力を得ることが出来、暖かいご支援までいただき深く感謝申し上げます。
紹介させていただいたレスキューや日々の活動ができるのは、ご支援あっての事です。感謝です。
これからもスタッフ一同全力で活動させていただきますので今後とも、よろしくお願い致します。

毎日見学会も行っております。お問い合わせ頂き参加お待ちしております。
ペットを家族の一員として迎え入れる際、保護施設も選択肢になることが当たり前になる事を願っています。
ショップでもブリーダーからでも保護施設や保健所でもその子の出身は関係ありません。
最期の最後まで責任をもち全うさせていただければこんなに嬉しい事はありません。
そうなるように私たちも進み続けます!



「公益財団法人 日本アニマルトラスト」
http://happyhouse.or.jp
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