フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:主に神戸市内
私たちは、市民のみなさまのサポートや会員のTNR活動による野良猫の繁殖制限事業、保護猫の譲渡会、ふたば学舎「まちの文化祭2021」で写真パネル展示による啓発活動を行い、「神戸市人と猫との共生推進協議会」の構成団体として活動しました。
10月のある日、子猫が鳴いている、亡くなっている猫もいると高校生から連絡が入りました。
たまたま近いところだったので、すぐに現地に駆けつけ、そのお宅の住人に話を聞きました。家の裏手で子猫が産まれていたのです。
この地域ではTNRで耳にV字カットのある猫以外を見かけないうえ、母猫がどこにいるのか分かりません。
すでに1匹が栄養失調なのか亡くなっていました。このままにしておけない状況のため2匹を保護、すぐに知り合いの預かりさんに連絡をとり、世話を引き受けてもらいました。その後は元気に育ち、兄弟一緒に里親希望者が見つかりました。
2匹の命が助かり、ご縁を繋げることができて嬉しいです。
10、11月だけでもうちの主力メンバーは82匹のTNR活動をしました。
この時期はメスの妊娠率が低いようですが、チョロチョロ動き回っている子猫に出会うと保護
せざるを得ないことになるのでドキドキしながら現場に向かいます。
10/23 「第二種動物取扱業のことを知っておこう」というセミナーを開き、勉強しました。
講師は、神戸市健康局環境衛生課担当係長の今田氏。
一般参加者も募り、会場はほぼ満席で27名が参加しました。
非営利で、飼養施設(専用の部屋、専用の飼養スペースがあれば該当)があり、社会性を持って、反復継続して、譲渡、保管、貸出し、訓練、展示の動物の取扱いを行い、一定以上の数を飼養している場合は、第二種の届出が必要ということで、保護活動している者に参考になる内容でした。
帳簿の作成、情報の提供、飼養設備の構造・規模、環境の管理など現在の規制内容を分かりやすく説明されたセミナーで、また開催を計画できたらいいなと思っています。
11/21にフェリシモ猫部様と第53回猫の譲渡会を共催。
7月以来の4ケ月ぶりで、子猫が多く参加しました。
人と猫の幸せにつながるため、スタッフ34名はやりがいを持って活動し、参加猫の半数近くにお声がかかりました。
12/19 は、猫カフェ「猫の屋おでん」で小規模の譲渡会を開催。
こちらはでは事前予約と当日駆けつけてくださった来場者が29名で面談のうえトライアルの申込が参加猫の半数以上にありました。
人と猫の出会いのために場所を使わせていただき、準備・運営のスタッフの頑張りで、ご縁を結ぶことができます。譲渡会に関わってくださるみなさまに感謝します。
11/28ふたば学舎主催の「まちの文化祭2021」に出展参加して、手作り雑貨の販売と一緒にパネルの写真を見てもらいました。
地域猫のこと、保護された猫が里親に出会う譲渡会のこと、少しでも知ってもらえたらとの思いでイベントに参加します。
小学生とそのご家族、年配の方、というように幅広い年代の方々が会場に入って見てくださいました。
手作り品は、猫のおもちゃや首輪だけでなく、猫モチーフのマスクやポーチ、バッグチャームなどがありました。猫の写真で作ったポストカードもあり、猫好きさんには見るだけでも楽しい気分になっていただけたと思います。
人が集まるイベントはコロナ禍でまだ制限がありますが、譲渡会も啓発もできる形で頑張るしかないので、やれることを工夫しながら続けていきます。
<ご支援くださっているみなさまへ>
全国のみなさま、いつも温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
私たちは「不幸な猫を増やさない」をモットーに日々活動しております。
飼い主が高齢で突然亡くなられる、または施設入所、引越しで飼えなくなる等の理由で、行き場を失う猫の相談が少しずつ増えています。
保護施設がない当団体がたくさんの猫を救うことは難しいのですが、私たちができることを考えながら、その猫が不幸にならないよう解決方法を提案していきます。
特定非営利活動法人 神戸猫ネット
https://www.kobenekonet.com/