みなさまこんにちは。
この度フェリシモ「猫部」は、「AIM医学研究」を支援する基金を設立します。
この研究は、2021年8月に出版された研究の第一人者である、宮崎徹先生の著書『猫が30歳まで生きる日』で、
猫の腎臓病に効果的な治療が誕生するかもしれないと、一躍猫好きさんの中でも話題となった研究です。
猫での治験がきっかけで、人間の医学の進歩にもつながっていくことが期待されています。
猫部のブログ連載『猫のまもりびと』での宮崎先生のインタビューでも、
わかりやすく研究の状況がまとめられておりますので、是非ご覧ください。
写真:あさのますみ
宮崎 徹(みやざき・とおる)
1986年東京大学医学部卒。同大病院第三内科に入局。熊本大大学院を経て、92年より仏ルイ・パスツール大学で研究員、95年よりスイス・バーゼル免疫学研究所で研究室を持ち、2000年より米テキサス大学免疫学准教授。06年より東京大学大学院医学系研究科教授。タンパク質「AIM」で体の中のゴミを掃除するという共通したメカニズムによって、腎臓病を始めこれまで治らなかった多くの病気の新しい治療法の研究開発を進めている。22年4月、AIM創薬をさらに加速化させるため、一般社団法人AIM医学研究所を設立し所長に就任する。
「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」の実現を目指す猫部は、猫も人間も健康にしあわせに暮らせる未来を実現するための一端を担うこの研究を、
支援基金設立と基金付きのオリジナルチャリティーグッズの企画販売という形で支援します。
~AIM医学研究とは~
猫部ブログで4コマ漫画『ふうらい日和』を連載中のはる蔵さんに、「漫画でわかるAIM医学研究」を描いていただきました。
監修:宮崎徹先生
「AIM医学研究支援」スローガン 応募フォームはこちら
※応募いただいた作品は、適宜フェリシモにて編集させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
~宮崎徹先生よりメッセージ~
半年ほど前にフェリシモ「猫部」の方からご連絡をいただきました。
フェリシモのことは良く存じておりましたが、まさか「猫部」があるとは、と驚いたことをよく覚えています。
お話をお聞きしますと、「猫部」の方々皆さんがいかに猫を愛していて、腎臓病で困っている猫たちを何とか救えないかと切実に考えていらっしゃることが熱く伝わりました。
そして今回、私たちのAIM研究で猫たちを救って欲しいというお気持ちから、「AIM医学研究支援基金」を立ち上げて下さいました。
フェリシモの方々、そして基金を通じてご支援くださる愛猫家の方々のご期待に応えるため、私たちは4月から、一般社団法人AIM 医学研究所(略称IAM)で創薬研究開発を加速させ
、猫用のAIM医薬を先行して開発し一日も早い完成を目指します。
近い将来、猫でも人でも、今まで治らなかった病気をひとつでも治すことができるよう、AIMの研究に一層尽力いたします。
今後とも応援の程宜しくお願い申し上げます。この度は誠に有難うございました。
2022年3月14日 宮崎徹
~設立にあたっての猫部の想い~
フェリシモ「猫部」は、2010年9月社内の猫好き6人が集まって結成した社内部活動です。
「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会をつくる」をミッションに掲げスタートしました。
これまで猫部は、企画販売するすべての商品に「フェリシモの猫基金」をつけ、
みなさまからお預かりした基金を、全国の動物愛護団体さまに拠出することで、
「猫のさつ処分ゼロを実現!」を目指して活動してまいりました。
それから10年あまりが経ち、猫のための基金活動の認知も高まることで、
活動に賛同してくださるお客さまや企業さまの輪がどんどん広がり、大きなムーブメントとなっております。
今年創部12年目をむかえる猫部は、ミッションである「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会をつくる」
を実現するための次のステップとして、猫の健康長寿を実現するために
AIM医学研究に邁進する研究者のみなさまを応援する企画を立ち上げます。
この研究は、猫だけでなく人間の「不治の病」とされる症例にも効果が出る可能性があり、
研究が進むことで、「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」が、より長く続く未来が実現できるのでは、
という想いから猫部からも支援に参加させていただくこととなりました。
動物愛護団体さんを支援する「フェリシモの猫基金」で、すべての猫のしあわせな暮らしの実現を引き続き目指しつつ、
猫が保護や譲渡されたあと、しあわせなおうちで健康的に長く暮らせる社会を実現するために「AIM医学研究支援基金」を並行して行うことで、
ミッション達成を目指します。
AIM医学研究支援基金を設立するにあたり、みなさまと一体となって目指す未来を描きたいということで、
企画の「スローガン」を募集することとなりました。
AIM医学研究で、先陣を切って臨床に臨んでくれた猫に感謝を伝えながら、
研究を盛り上げていくための「合言葉」になるようなスローガンを掲げられればと思っています。
また、スローガンをデザインした基金付きのチャリティーグッズの企画を、2022年秋を目標に進めてまいりますので、
発売のあかつきには、是非こちらをご購入いただくことでの支援にもご参加いただければ幸いです。
猫と人とのしあわせな未来を目指すため、みなさま是非ご参加ください。
2022年3月 フェリシモ「猫部」
「AIM医学研究支援」スローガン 応募フォームはこちら
※応募いただいた作品は、適宜フェリシモにて編集させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
▼一般社団法人AIM医学研究所のHP
https://iamaim.jp/
▼宮崎徹先生Twitter
https://twitter.com/Toru51557911
『猫が30歳まで生きる日』
日本では1000万頭近い猫が飼われているといわれますが、その多くが腎臓病で亡くなっています。原因は、これまで不明でした。そんななか、宮崎徹先生が血液中のタンパク質「AIM」が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明しました。この AIM を利用して猫に処方すれば、腎臓病の予防になり、現在の猫の平均寿命である15歳の2倍である、30歳まで生きることも可能であるとされています。最新医療の研究現場のリアルを伝える一冊です。