[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

行政などと連携して、猫の保護活動に力を注ぐ千葉県のボランティア団体goens(ごえん）の卒業生シリーズ3回目。
ムギくんとエミールくんは、昨年10月に譲渡先へ。
やさしい犬のお姉ちゃんも待っていました。



むぎくんとエミールくん兄弟と、雪見大福ちゃん。
仲よしトリオで、毎日一緒に遊びます。



茶白のむぎくん。イケメンですね。



ハチワレのエミールくんも、劣らずイケメンくんです。



2匹は、とある町の劣悪な多頭飼育崩壊現場にgoensが介入して保護した子たちのうちの兄弟です。
保護時は、まだ2か月足らずでした。

預かりボランティアさんのもとで、愛情深く育てられ、秋に譲渡会に参加しました。
会場にやってきたのが、現在の家族の田中さん一家。

少し前に犬が飼いたいという長男くんの希望で、、チワワとポメラニアンのミックスの「雪見大福」ちゃんを迎えていました。
雪ちゃんは、とっても優しく温厚な子です。

長女ちゃんは、「推し」のグループメンバーが猫を飼っているのを見て、自分も飼いたいという思いが高まり、両親にねだって、一家で譲渡会場にやってきたのでした。
ちなみに、お父さんは、犬も猫もとくに乗り気ではなかったとか（笑）。

お母さんたちは、ケージの奥で、2匹でペタッとくっついている4～5か月くらいの兄弟猫に心惹かれます。
「スタッフの方に、きょうだいで飼った方が楽ですよと言われ、子供たちと3人でお父さんを説得しました」と、お母さん。

気になるのが、先住犬雪ちゃんとの相性。



雪ちゃんは、やってきた子猫たちに興味津々。鼻先をくっつけて、唸られたり。
それでも、3日後には、3匹、打ち解け合っていました。



いまでは、まるで、雪ちゃんまで猫になったかのように、猫じゃらしで一緒に遊びます。



でも、やっぱり雪ちゃんは嚙む力が強いので、すぐに猫じゃらしをダメにしてしまうのだとか。



「想像を超えて3匹仲良くなりましたね～」と、お母さんも長女ちゃんもうれしそう。
雪ちゃんには、やんちゃな2匹のお姉ちゃん的な意識があるようです。
弟たちに自分のご飯をとられても、怒りません。

自分のベッドが2匹に占領されていると、ちょっと悲しそうな顔で、呼びにくるのだとか。
冷蔵庫の下のカバーを2匹がいたずらして外した時も、「あんなことしでかしましたよ」とばかり呼びにきます。



そうそう、こんな事件がありました。
留守中にキッチンでカツオ節の粉がばらまかれていたことも。
「きっと、むぎが落として、雪がばらまいたんだと思います」と、長女ちゃん。

雪ちゃんと2匹は、しょっちゅう飛びかかり合ったり嚙み合ったりしてますが、
「みんな尻尾がルンルンなんですよ～」とお母さん。



「2匹迎えてよかった。犬も猫もいて楽しいです！」と、長女ちゃん。
この日留守だった犬派の長男くんも、猫たちをとても可愛がっているそうです。



犬にも猫にもさして興味のなかったお父さんも・・・。
「3匹いたら、ワイワイするので、家の中がいつも明るいですよね」



犬も猫もいて楽しい。みんな仲良くて楽しい。
田中家には、笑顔が絶えません。

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