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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年04月25日

「こちら肉球クラブ」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:長野市とその周辺 北信地区

2021年10月から12月の報告です。
コロナ禍の影響も有るのかもしれませんが今年はとにかく個人の市民の方からの相談、依頼が急に増えました。仔猫が産まれたがどうしたら良いか、母猫を含め成猫の不妊化手術をどうしたら良いか、保護して自分で飼いたいがどうすれば、等の相談がとても多かったのが印象的です。TNRの子達は手術と、駆虫までは必ずやって、血液検査とワクチンは必要であれば行い、数日後リリースするという事で市民の皆さんには説明して承諾してもらうようにしました。
また春生まれの子や秋の仔猫は全て里親募集と言う事でメンバーの一時預かりさんや相談してきた方にも協力してもらって、里親さんが見つかるまでの間お世話してきました。仔猫だけでも13匹いました。SNSでの拡散であっという間に良い家族に恵まれてバトンたち出来ました。譲渡の条件は人馴れさせるという事も有りますので4~5か月になって少し大きな子達を馴らすのは結構大変です。私達ボランティアはそこは心得ていますので、じっくり、頑張って馴れさせますが一般の方はなかなか無理とのことで、一時預かりさん達に割り振り、お世話するようにしています。はじめはシャーシャー言っていたり固まってご飯も受け付けない子達も、皆徐々に馴れてくれました。そして、SNSの拡散のおかげで里親さんにも恵まれて新たなお家へと貰われていきました。

印象的な出来事は、少し離れた他の市での親子です。母猫が急にどこかへ行ってしまい、一匹で寂しそうに駐車場にいる、夜になると酔っ払いに蹴飛ばされたり、昼も母猫を探して泣いているがどうすれば良いかと言う事で相談が来ました。
地元のボランティアさんに捕獲をお願いして、さっそく保護してもらい、こちらで手術やワクチン迄して引き取りました。

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長野市以外で保護した子、真田丸君と言う名前になりました。

BlogとInstagramに掲載したところ、早速希望者さんが現れて、アンケートや脱走防止のためのチェック項目を郵送し、譲渡会同様のお話をさせていただいた後にお届けしました。偶然ですが先住猫とそっくりですぐに懐いて家族の一員となりました。流れからして本当に奇跡のようでした。ご協力いただいた他市のボランティアさんともいろいろお話しさせていただき助かりました。連携とか協力は本当に大切だと実感しました。

長野市内で親子で餌をもらっていた子達がいましたが、非常に危険な道路がすぐそばにあり、夏の暑い時期はどこで暑さをしのいでいたのか、飲み水はどこで飲んでいたのか心配な事ばかりだという事で市民の方から連絡が来ました。この子はその後会の方で捕獲器を設置して保護を試みました、がなかなか捕獲できず、苦戦しました。また母猫を先に捕獲してしまうと、子猫の場合数日でも生きていくのに困るのではと言う事から相談者の方やご近所の方にも様子を見ていただいて連絡を頂きましたが思いが通じたのかとうとう仔猫のみ捕獲器で保護、一旦一時預かりさんの家に連れ帰り、病院で初診してもらって数日後、希望された里親さんにバトンタッチすることが出来ました。
今では福ちゃんと言う名前をもらって幸せに暮らしています。仔猫時代野良生活だった事や、保護時には大暴れしたり、ケージ内で固まって動かなかったというのに、里親さんにはすぐに慣れて、あっという間に膝にものってきてだっこできたというのでびっくりでした。やはり寂しかったのかな、怖い目に遭った分落ち着いたら安心したのでしょうと言う事で皆でホッとしました。本当にやれやれと言う事でした。

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交通量の激しい某所にて保護しました。ふくちゃん(ふうちゃん)と言う名前がつきました。

また、このようなエピソードも有ります。一般の方の庭先でご飯をもらっていた親子がいました。仔猫はまだ一か月位、ところが母猫がいなくなってしまった事から、相談してきた方が慌てて連絡をくれました。自分の家では飼う事は出来ないし、とりあえず今保護して家に中にはいるがどうしたら良いかと言う事でした。色々と知り合いにも声かけたがどこも飼えないという事で、急遽会の一時預かりさんに連絡をしました。そして、引き取るまでの間、カリカリをミルクでふやかして与えながらウエットの汁もなめさせていたという事でしばらくはしのいでもらいました。また里親募集をと言う事からすぐにSNSでこういう子を保護したという事を拡散したところ、あっという間に2名の方が希望してきました。 そこへは同じようにアンケートとチェック項目を送り、もう少しこちらでしっかりするまで育ててからお渡しと言う事で話が決まりました。
ギリギリ離乳期になっていた事、母猫のお乳をしっかり飲んで育っていたことで、病院の初診も全く問題ないとのことでした。一般の方にも一時的にでもご協力いただき保護までの間お世話下さった事も本当に良かったと思いました。2匹は別々の里親さんの所にもらわれましたが人間の方も癒されて毎日が本当に幸せに暮らしているという事で両方のご家族の方からも近況の写メを頂いています。

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親子でご飯をもらっていた姉妹、母猫がいなくなって保護しました。別々のお家の子になりました。アムちゃん。もう一匹はモカちゃんです。

今回皆悲惨な事は有りませんでした。通常何処にでもある保護では有りましたが、沢山の方の協力やご理解が有った事、そして猫も人も幸せになった事が何よりの大きな収穫と私たちは思っています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
フェリシモ・猫部をご覧いただき、ご支援下さっている皆さま、いつもありがとうございます。私たちの会では保護したり引き取った子に関しては先ず、病院での診察を受けてから一時預かりさんの家に連れて行きます。病気の子やけがした子の場合隔離が必要になるため、必ず診察してもらっています。そのため全ての子に初診の費用が掛かります。また半年以上たってる子や成猫は不妊化手術をしますのでその費用も必要となります。そこはどの団体様も同じとは思いますが、これがなかなか大変です。みなさまからのご支援でいただきました活動費用は全てそのために使わせていただいています。
また長年の保護している巨大結腸症と糖尿病の子がいますがその子の療法食や通院による費用も毎回かなりの額となっていますため、そちらにも使わせていただいています。本当に助かっています。この報告にてお礼と感謝をお伝えさせていただきたいと思います。今後もどうぞよろしくお願い致します。



「こちら肉球クラブ」
HP:https://life-is-animal.blog.ss-blog.jp/
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