[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

キジトラオトコの風格を漂わせ、高いところから店内を見まわしているこの猫さん。
誰でしょう？



ここは、jam美容室。
そう、キジトラくんは、去年10月の当ブログ「夏の拾い物」でご紹介した、政宗くんです。
あのときは、まだ4か月になったばかりのいたいけな子猫。
いまや、9か月の猫とは思えない貫禄に。



マスターのおうち猫となり、毎日、リュック型キャリーに入って出勤してきます。
「まちゃむね」とか「まちゃ」と呼ばれていたのが、いまや「ぽちゃむね」と呼ばれているんだとか。
「大きくなりそうな予感がしたので、大きなリュックを買っといてよかった」と、マスター。



人も猫も大好きな天然キャラで、店にいる先住猫さんたちにも受け入れられて、のびのび過ごしています。



どこでも転がってしまうお気楽猫さん。



とくにネズミのおもちゃには目がなくて、転がる、転がる。



こうしてみると、まだまだお子ちゃまなんですね～。



「家でも、だらだら過ごしています。僕たちのあとをついて回る甘えん坊」と、マスター。
家では1匹飼いですが、お店に来れば、いちばん新入り。



子猫の時は、「遊んで遊んで」と、トゥエルブ店長に飛びかかっては、適当にあしらわれていたのですが......。
トゥエルブ店長も寄る年波、自分より大きくなった政宗くんに飛びかかられるのがうざったくて、最近は「逃げるが勝ち」状態。



12歳を過ぎたプリティ―ちゃんも、「あの子の元気には付き合いきれないわ」とばかり、お気に入りの椅子でまったり。



虹丸くんの飼い主さんであるスタッフのNさんに抱っこされているのは、最年長15歳半の小梅姐さん。新入りの相手なぞしない超越した立場です。
ちょっと見では同じく黒猫のプリティ―ちゃんと見分けがつきにくいのですが、小梅さんがピンク、プリちゃんは赤い首輪です。



jam美容室は、店長夫妻ととスタッフ一丸となり、これまでに90匹近くもの猫を保護し、譲渡につなげてきました。
今いる店猫（小梅、トゥエルブ、プリティ―、きなこ、シャルルの5匹＋通いの政宗）は、ワケアリのため、手元に残した猫たち。きなことシャルルは人馴れイマイチで、バックヤードにいます。
政宗と前後して、道ばたで保護された黒猫の虹丸くんは、スタッフNさんの家猫となり、ときどき同伴出勤してきます。
子猫時代を共に店内で過ごした政宗くんと虹丸くんは、義兄弟の仲。
政宗くんは、ときどき虹丸くんのおうちにお泊りして、いっしょに出勤してくることも。
「お泊りの時は、2匹で大ハッスルして遊びまくるので、お店に来たら2匹でずっと寝てますね」と、Nさんは笑います。

お店では、猫たちの写真を毎月カレンダーにしてお客さんに配っています。
４月は、トゥエルブと政宗。5月は、政宗と虹丸がモデルです。



真夏の道ばたで、衰弱して動けなくなっていた政宗くん。
片目は見えな独眼ですが、なんのその。
性格はなまるの、立派な猫さんに成長中です。
トゥエルブ店長の薫陶を受けて、次期店長となるのかな。
まだまだポチャになりそうな予感（笑）......。

---

「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。


『猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを


『寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。


『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。


『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。


『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！