みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.95は、譲渡型猫カフェからお迎えした心優しい「こばん」ちゃんのお話です。
幼い頃から捨て猫を拾ったり、保護施設から迎えたりと常に猫と共にあった生活。
実家を離れた後も、環境が整ったら保護猫を迎えたいと数年考えに考え、念願の猫可物件へ引っ越したタイミングで、かねてよりお世話になっていた品川区の譲渡型猫カフェ「Meooow!(ミャーーーオ)」さんへ。
そこで「こばん」と出会いました。
こばんは当時1.5歳と若いけどお母さん猫。
山梨の多頭飼育崩壊現場で、産まれたばかりの子供たちと一緒に保護され、親子別々の猫カフェでご縁を待っているとのこと。
一際つるんとした毛並みとおもちゃ大好きな懐っこさ、猫嫌いの子に猫パンチされてもやり返さない優しい性格から、常連さんからも「この子は見た目以上に性格がいいですよ♪」と絶賛されていました。
数回会いに通った後、里親希望を申し込みました。
トライアルが始まり、夢にまで見た猫との暮らしに感動しているのも束の間。
初日から粗相もなく、スリスリゴロゴロのとっても良い子だったのですが、予想以上に大変だったのが、持病の慢性鼻炎。
実は保護された当初、ひどい猫風邪を患っていたこばん。
その後遺症で慢性鼻炎になってしまったということで、「Meooow!」さんでも点鼻を受けているところを見かけていました。
その鼻炎が、環境の変化によるストレスか、トライアル開始後に大悪化!
鼻水があちこちに噴射され、時には血混じり。
固まった鼻水が鼻を塞いでしまい、苦しそうに口呼吸をしているのを見て慌てて病院に駆け込み、注射、検査、お薬......などなど、あれやこれやと頑張ってもらいました。
そして、治療の甲斐あり、今ではすっかり綺麗なお鼻に。
完治とはいかず、たまにくしゃみはしていますが、お薬でかなり改善されました。
今後もケアを続けていきます。
自分が年を重ねたからなのか、自分で養う初めての子だからなのか、こばんから、猫が持つパワーの恩恵を今まで以上に受けていると感じます。
疲れているときも、こばんの顔を見ると「あら、かわいい子がいる♪」と気分リセット。
リモートワーク中も、ひと息つく度にこばんをもふもふしてパワーチャージ。
外出から戻ると、必ず旅館の女将さんのようにちょこんと座ってお出迎えしてくれたり、私が体調不良で横になっていると、添い寝して温めてくれたり、本当に優しいこばんに助けられてばかりで、常連さんの仰っていた「この子は見た目以上に性格がいい」を実感する毎日です。
これまで頑張ってきた分、第二の猫生は一人娘として存分に甘えてほしいものです。
(こばん/2歳 ペンネーム: hyさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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なんとも優しい、美人なこばんさん。これからはしあわせになってくださいね。hyさん、家族に迎えてくださりありがとうございます。
by もり 2022-04-04 08:53
こばんちゃん、まだ幼いのにお母さんで子供たちを育てた立派で優しい子ですね、
運命のお母さんと巡り会えてほんとに良かったです
どちらも愛し愛され、癒やされて幸せ街道驀進してくださいね。
by ブラのママ 2022-04-06 10:35