みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.97は、小さな子どものいるおうちで一緒に成長しながら元気に過ごす「竹丸(たけまる)」ちゃんのお話です。
竹丸、推定一歳のヤンチャ盛りの男の子。(去勢済み)今年の7月(生後7ヵ月〜8ヵ月の頃)に我が家にやってきました。
出会いは今年の6月、保護猫譲渡会の募集ページでした。くりくりな琥珀色の お目々に惹かれていました。
募集ページには保護された経緯が記載されており、竹丸は多頭飼育崩壊の現場からレスキューされ、保護主さん宅でしばらく過ごしていたとのことでした。
ホームページには、譲渡会で一度軽いお見合いをして保護主さんとお話しするようにと記載がありましたので、すぐに連絡をとり、我が家の家族構成・飼育環境などを伝えました。
すぐに返事をいただき、ぜひ譲渡会で会ってほしいとのことでほっと一安心しました。やっと第一関門を突破することができたのです。
というのも、我が家には小さい子どもがおり、保護猫譲渡の多くは小さい子どもがいる家庭はNGなことが多いからです。
竹丸と出会う前も何回か保護猫のお見合いの希望を、ホームページを介してしてきたのですが、なかなか難しく、家族ともご縁があるまでゆっくりみていこうと話していました。
そのようなことがあったので、お見合いOKのお返事がきたときは、とても嬉しかったのを覚えています。
すぐにこちらからも返信し、近く開催される譲渡会へ出向きました。
譲渡会会場へ入ると、月齢もさまざまなたくさんの保護猫が家族を探しているところでした。
ただ、竹丸がいるエリアは心なしか人の姿はまばらでした。竹丸は当時生後7ヵ月ほど。まだ仔猫とはいえ身体は成長しており、保護猫で人気と言われる生後2〜4ヵ月頃の仔猫と比べると大きくみえました。
竹丸の他にも少し成長して大きくなった猫たちがいましたが、こんなにも差があるのか、と少し驚きました。
実際に保護主さんと直接お話しした際に、竹丸の譲渡依頼は私たち家族だけということでした。そこでも、競合先がいないと知りほっと一安心したのを覚えています。しかし、やはり心がキュッとなったのを感じました。
保護主さんとは、もしトライアル(正式譲渡する前のお試し期間)をお願いすることになった際のお話しをしました。
「小さいお子さんがいるとのことでしたが、お世話は大丈夫かどうか」という質問には、日中は園にいっており問題ないこと。夫婦どちらかはリモートワークをしているので家で1匹になる時間は少ないこと。子どもが万が一ひっかかれないように、常に親の目が届くところに2人ともいさせること。爪をこまめに切ることなどをお伝えしました。
譲渡会が終わった後に、トライアルをお願いされることになった場合にご連絡いただけるとのことでした。
そして譲渡会の次の日、保護主さんからトライアルをお願いしたい旨の連絡を無事いただき、我が家にくるまでに必要な飼育用品を揃えていきました。
トライアル当日は、保護主さんが我が家まで竹丸を連れてきてくれました。
用意したケージに入り、近づけば警戒し、フーフーと唸って威嚇し、夜はしばらくの間夜鳴きが続きました。
それでも、初日からご飯も食べ、トイレもしてくれて安心しました。
それから2週間、トライアル期間は毎日保護主さんに竹丸の様子を連絡し、徐々に家に慣れてきていることをお伝えしました。
そしてトライアル期間が終了する日、「私たち家族になってほしい」と保護主さんにお伝えしました。
正式譲渡から約4ヵ月が過ぎ、今では子どもと一緒に家の中を走り回って元気に過ごしています。
2人一緒にイタズラをして怒られることも日常茶飯事です(笑)。
竹丸が家族になってから、毎日笑いが絶えず、楽しい日を過ごしています。
生まれた時は過酷な環境にいた竹丸。これからは安心安全な我が家でのんびり仲良く過ごしていきたいです。
(竹丸(たけまる)/1歳 ペンネーム: すみれさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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我が家も今6か月のコを保護しています。2か月ぐらいの時に迷い込んできて、しばらく威嚇されて触ることも出来ず、触れるようになったころには5か月ぐらいでした。なのでいわゆる可愛い盛りを堪能していないのですが、まったく問題なく可愛いです。毎日毎日何かしらを破壊され汚され、片付けるのが大変ですが、元気が一番と思ってます。竹丸くんによく似てます。1年後にはこんな感じになるかなぁと楽しみになりました。小さい子猫は育てるのが初めての方には少し大変だと思います。人間の子育てと変わりませんよね。大きくなった猫を迎えることを、もっとたくさんの人に考えて欲しいなと思いました。
by きょん 2022-04-30 09:10
からだが大きくなっても、またまた甘えたい年頃なんですよね。
竹丸くん、パパ、ママ、妹ちゃんといつまでも幸せに暮らしてね。
by ペンギン 2022-05-01 08:49